小樽地区林野火災強調期間(4/28~5/30)に合わせて、小樽市消防本部(仲谷正人消防長)は、5月24日(水)10:30から、天狗山スキー場で平成18年度林野火災合同訓練を実施した。
これは、林野火災被害に対する関係機関相互の協力体制の強化と火災防ぎょ技術の向上、市民に対する林野火災の予防意識の高揚、防災意識の普及を図ることを目的にしている。
石狩森林管理署・小樽市経済部・小樽市消防本部・小樽市消防団・中央バス観光商事株式会社など訓練実施機関総勢45名が参加。
「平成18年5月24日(火)10:30頃、小樽市天狗山1丁目天狗山スキー場において、行楽入山者のタバコ火と思われる不始末により枯草に着火、折から続いている異常乾燥と強風により付近雑木林を火勢が一気に襲い、飛火により火点を分散、同時多発火災へと拡大した」との想定で行われた。
中央バス観光商事による119番通報で、タンク車、小型ポンプ車、救急車などの消防車両9台が駆けつけ、入山者(市農政課)による消防隊誘導訓練、救急処置と救急搬送訓練などが行われた。
消防隊のタンク車による中継・送水訓練、消防団の小型ポンプによる揚水・放水訓練では、本番さながらの緊張感と真に迫る迫力で行われた。
訓練終了後、「近年、大規模な林野火災はないが、万一発生した場合、関係機関が協力して迅速な対応が必要とされる。これからも被害を最小限に抑えるため訓練をしてきます」(仲谷消防長)と述べた。