第18回小樽雪あかりの路が、来年2016年2月5日(金)から14日(日)バレンタインデーまでの10日間で開催される。さっぽろ雪まつりの開幕と重なり、関係者は、多くの観光客の来場に期待を寄せている。
例年通り、小樽運河(浅草橋〜中央橋)・旧手宮線をメーン会場に、サブ会場の朝里川温泉会場のほか、市内全域であかりの路会場が開かれ、約12万本ものロウソクの灯りに包まれる。冬の夜を活性化させ、手作りの温もりを伝える。韓国・中国などの海外ボランティアと地元高校生や大学生らがスタッフとして協力し、厳しい寒さの中でイベントを盛り上げる。
昨年度は、来場者49万6千人(前年より微増)。本年も同様の動員を見込んでいる。まつりを知らせるポスターが完成し、小樽運河と朝里川温泉会場の両面刷りで2,500枚作成。
初企画の「愛(アイ)・対(タイ)・話(ワ)カードコンテスト」は、フォトコン入賞作品の雪だるまの微笑ましい作品を採用し、メッセージカードを4万枚作成した。そのカードの吹き出し部分に、思い思いのメッセージや写真などを入れるコンテストを実施し、家族や友人などへ手書きのメッセージを送るツールとしても活用してもらう。メッセージカードは、市内宿泊施設や市外物産展会場ほかに配布している。応募は3月上旬締切予定。
主なイベントは、写真愛好家らが参加する「愛のフォトコンテスト」や「冬の小樽がらす市」、小樽観光大学校の協力で土・日・祝日(1日2回)の「バックヤードツアー」、「スタンプラリー」、寿司・麺類・スイーツの3店舗を2,500円で楽しめる「食いだおれ大会」なども予定している。また、余市と連携し、1月16日(土)、ニッカウヰスキー余市蒸留所で、雪あかりを制作する予定。
山城栄太郎検討委員長は、「見所は、小樽の街並みと自然を巧みに照らし出す、より深みを増したオブジェ達で、マクロで見ると同じように見えるが、よりミクロな目で見ると、オブジェが進化発展している。雪あかり的なまつりが各地であるが、小樽の最大の特徴は、小樽の歴史的な街並みとかけがえのない自然をロウソクが照らし出している」と述べた。
中村全博実行委員長は、「心の灯りを点そうと手作りでスタートした。18回目となるが、心に灯りを点し、癒しと愛を小樽から発信したい」と話した。
◎小樽雪あかりの路HP