可愛い姿に拍手!子ども達が伝統文化を披露

 子ども達の日頃の練習の成果を発表する「第9回伝統文化こどもフェスティバル」が、11月29日(日)12:00から、小樽市民センター(色内2)マリンホールで開かれた。
 市内の園児から小・中・高校生約80名が参加。いけ花・詩吟・茶道・日舞の5つの伝統文化親子体験教室の合同発表会とあって、華やかで優雅な日本の伝統文化に親しんだ。主催は、小樽市民センター・伝統文化こども教室小樽実行委員会(明正雅紫盈代表・小樽三曲会所属)。
dentobunkafes1.jpg 参加・出演団体は、いけばな小原流小樽支部・小樽三曲協会・茶道裏千家淡交会・しりべし詩吟岳風会小樽支部・日本舞踊藤間流扇玉会で、9つのプログラムでステージを開催し、ロビーでは、茶席体験や生け花作品を展示した。
 守り伝えられてきた伝統文化を、将来にわたって確実に継承し発展させ、子ども達が歴史・伝統・文化に対する関心や理解を深め、豊かな人間性を育てることを目的としている。
 ステージ上で、花を生け、お茶を点てたり、緊張した面持ちでお手前を披露。伝統文化詩吟親子体験教室参加者一同が、遊詩吟「山行」を大きな声で力強く歌い、3名の琴と十七弦による「虹色の風」を演奏し、琴の優しい音色が会場に響いた。

 藤間流扇玉会に学ぶ子ども達は、「はなよめにんぎょう」や「絵日傘」、「新祇園小唄」を披露し、練習の成果を堂々と発表し、観客を楽しませた。最後に全員で「さくらさくら」を踊り、華やかなステージで締めくくった。
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 最後のプログラムは、同フェスティバル恒例の「おたる潮音頭」。藤間扇玉氏の指導により、来場者も一緒になって踊り、ステージ上では、出演者全員が踊りの輪を作り、華やかに踊った。藤間氏は、来年は潮まつりが50周年となるため、大勢の参加を呼びかけ、終演した。
 札幌から姪の踊りを見に訪れた男性は、「昨年よりも練習の成果を感じ、普段接することがあまりない詩吟なども聞くことができ、楽しめました」と話した。
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