小樽の硝子作家22名が集結する「小樽硝子アート展2015」が、10月28日(水)から11月1日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれる。小樽市文化祭協賛事業として、昨年に続き2回目となる。
市内12工房の22名の個性溢れるアート作品22点が展示される。普段あまり目にすることのない硝子のアート作品とあって、その魅力を引き出すよう展示にも工夫を凝らしている。
市内には、約20の硝子工房があり、多くの観光客から人気を集めている。この人気を継続させるためにも、作家同士が切磋琢磨し更なる向上に繋げ、普段と違ったアート作品を展示し、それぞれの作家の技術や表現力、小樽硝子の魅力をPRすることを目的とされる。
今年新たな企画として、硝子作品展示会場で、最終日の11月1日(日)15:00から17:00まで、硝子工芸作家・淺原千代治氏が講師となり、「小樽の硝子の”いままで”と”これから”」と題しての講演と、参加作家とのパネルディスカッションを行なうギャラリートークが開かれる。
淺原氏は、硝子屋の4代目として大阪に生まれ、世界クラフト会議のコーディネーターや大阪芸術大学で講師を務め、38年前に小樽に工房「ザ・グラス・スタジオ イン オタル」(最上2)を設立。デザイン・制作・販売の一連をひとつの工房内で行うグラススタジオの草分け的存在。数々の公募展の審査委員長を務め、最近では屋内外のモニュメントを数多く手がけている。
主催する小樽がらす市実行委員会・木村直樹実行委員長は、「作家も他の人の作品を見て知り、来場者も今までとは違う視点でアートに触れ、さらには、淺原氏のギャラリートークがあり、硝子作家達や来場者に興味深く聞いてもらたい」と話した。
なお、期間中は、出展作家が2名ずつ在廊し、来場者からの質問に対応する。
小樽硝子アート展2015 10月28日(水)〜11月1日(日)10:00〜17:00
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1・2
◎小樽硝子アート展2015
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