第91回あしなが学生募金が、10月17日(土)から全国200ヶ所でスタートした。小樽でもウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで、4日間の日程で始まり、買い物客らに募金の協力を募った。
拠点責任者・福井航さん(法政大学2年)をはじめ、あしなが学生募金小樽地区事務局員や小樽潮陵・小樽桜陽・小樽工業・小樽商業・双葉高校の学生ボランティアのべ95名が、目標額45万円を目指して街頭募金活動に協力した。
前回90回目となる今年5月には、全国で1億1,256万3,028円もの寄付が集まった。小樽では6日間実施され、募金総額477,384円。全道(小樽・旭川・北見・札幌・函館)5ヶ所で、5,318,599円が集まり、全額をあしなが育成会へ寄付し、進学支援の奨学金として使用されている。
同募金は、1970年秋田大学の学生が交通遺児支援を呼びかけたのが始まり。その後、支援の輪を広げ、学生ボランティアが原動力となり、45年間募金活動を続けている。病気・災害・自死遺児、障害を持つ家庭の子ども達の奨学金支援を目的に、全国で春と秋に実施。現在、5,000人を超える遺児や親が重度の障害を持つ子ども達に、あしなが育英会から奨学金を貸与している。
2日目の18日(日)10:00から、福井さんと同事務局員、小樽桜陽高校の演劇部5名を含む13名と小樽双葉高校奉仕活動部7名が1列に並んで募金を呼びかけた。桜陽高校演劇部員は、「1円でも多く募金してもらいたい」と声を揃えて協力を募った。
小樽双葉高校奉仕活動部は、4日間でのべ31名が参加を予定。参加した学生からは、現実は厳しく落ち込むことがあるが、通行人からの励ましの言葉もあり協力を継続しているという。
福井さんは、「進学を断念する遺児高校生のため、少しでも力になれればと思う。お世話になった感謝の気持ちを込めて活動している。経済的事情で進学を諦めている子ども達にも、進学という選択肢を与え、自分の夢に近づいてもらいたい」と話した。
第91回あしなが学生募金 10月24日(土)・25日(日)10:00〜18:00
ウイングベイ小樽(築港11)5番街ネイチャーチャンバー
◎あしなが学生募金HP
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