小樽市が5月19日(金)に発表した、2005(平成17)年度小樽市観光入込客数の概要で、好天による海水浴客の増加などが見られ、2004(平成16)年度の観光入込客数よりも約2万人上回る756万人だったことがわかった。
小樽市の観光入込客数が、1999(平成11)年度の972万人をピークに減り続け、2000(平成12)年度は859万人、2001(平成13)年度は893万人、2002(平成14)年度は847万人、2003(平成15)年度は800万人、2004(平成16)年度には800万台割れの754万人となっていた。
2005(平成17)年度小樽市観光入込客数は、道外客では、景気回復による旅行意欲の増進などにより、ほぼ前年並みの結果だった。道内客と日帰り客では、知床や旭山動物園人気、大雪の影響などの厳しい中、好天による海水浴客の増加や新規施設の集客効果などで、前年を若干上回る結果となったという。
宿泊客では、北海道観光ブームが続く香港や台湾を中心とした東アジア圏からの外国人宿泊客は、昨年に続き大幅な増加を示したが、道外宿泊客や修学旅行生の減少などで、前年を下回る結果となった。
道外宿泊客と修学旅行生の減少などに、観光振興室では 「道外宿泊客の減少では、札幌には低料金のホテルが多くなってきていることや旅行者の観光スタイルが変わり悪戦苦闘している。修学旅行生の減では、沖縄がブームとなり、関東圏の学校では、ほとんどが沖縄に目がいっている」 と話している。