開会中の小樽市議会(横田久俊議長)は、予算特別委員会(新谷とし委員長)での紛糾空転を受け、18日(金)に会期を7日間延長し、9月25日(金)に最終日を迎え、本会議で、市長提出議案に関する注目の討論・採決を行う。
予算特別委員会では、森井秀明小樽市長が、自身の後援会幹部で、市内の除排雪業者の社員となっていた市職員OBを参与に任命し、その報酬30万円を予算流用で支払っていた問題で、市長答弁をめぐり、”虚偽発言”があったとして市長の謝罪を求めたが、市長が応じないため、議事が紛糾空転し、結局、会期を7日間延長した。
予特では、森井市長提案の補正予算に対し、参与報酬を減額する修正案や条例案が、自・公・民・新風小樽の4会派が足並みを揃え、森井提案に否の議決をした。
第3回定例会の最終日25日(金)の本会議では、この予特の委員長報告がなされるが、4会派の賛同で、本会議でも議決される見込みだ。
今定例会では、新任市長の女房役の副市長と参与人事がともに否決されることで、森井市政のスタートが、さらに不透明感を増すことになり、森井市長は、この人事の失敗で立往生を余儀なくされることになった。
また、安斎哲也議員はブログで、「予算特別委員会で削除することで議決した、参与の嘱託職員給与の6月から9月までの市長権限で行った予算流用分、10月からの非常勤特別職の報酬分を、25日の最終日の採決で議決しますが、市長から9月30日以降の扱いが明言されてませんので動向が注視されます!」と記している。
最終日の本会議の様子は、誰でも傍聴でき、市議会のネット中継でも閲覧できる。
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