秋の大型連休シルバーウィークに入り、大勢の家族連れで賑わう、おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)は、営業時間を延長しショータイム回数を増して対応。シルバーウィーク限定のイベントも開かれた。
20日(日)11:30から15分間、「激レア深海生物タッチング」が、館内2階さわってEzone(エーゾーン)で開催された。開始20分前から列ができ、120名が身近な海の生き物や深海生物などに触たっり、間近で見たりして会場は賑わった。
同コーナーは、北海道ならではのウニやヒトデ・ミズダコなどの生物を直接触ることができ、連日人気を集めている。
ウニやヒトデの「地元」の水槽、30kgまでも成長するミズダコの「でかい」水槽、オキノテズルモズルなどの、4℃の日本一「冷たい」水槽、深海生物の「深い」水槽に分けられ、それぞれの特徴のある生物に触れることができる。
シルバーウィーク限定で、深海生物で約30cmもあるダイオウグソクムシ(生体)やゴブリンシャーク・ミズウオ(冷凍標本)の激レアな生物に触れるとあって注目を集めた。
ダイオウグソクムシは、ダンゴムシやフナムシの仲間で世界最大。ダンゴムシを大きくしたような背中は、甲羅で覆われている。来場者は、恐る恐るその甲羅にそっと触れてみたり、担当職員からの説明を聞き知識を深めた。
苫小牧市在住の谷口広樹君(小6)は、「深海魚が大好きで、ダイオウグソクムシに触った。思ったより硬くてびっくりした」と話した。
他にも、ミズダコの吸盤に触り思いがけず吸い付かれ、びっくりして悲鳴を上げる来場者もいて、予定時間も延長された。
さわってEzone(エーゾーン)のシルバーウィークの開催時間は、①9:00〜9:30、②10:00〜10:30、③11:30〜11:45(ダイオウグソクムシにタッチできる)、④12:00〜12:30、⑤13:30〜14:30、⑥15:30〜16:00。
祝津在住のガラスアーティスト・木村直樹氏(キムガラスデザイン代表)による、ガラスで装飾した「ガラスのサンゴ礁~グラスアートアクアリウム」が、同ウィーク限定で公開された。
熱帯魚水槽(本館1階13号水槽)に、透明や青のガラス玉やオブジェが置かれ、ガラスのクラゲもあった。木村氏がイメージして装飾した中に、ハマクマノミ、スズメダイなど13種類の熱帯魚を泳がせ見事な水景を創作した。
地元ガラスアーティストと同館初のコラボレーションとなり、水槽前は混雑が続いていた。
なお、21日(月)は敬老の日にちなみ、おばあちゃんアザラシの好物タコを丸ごとプレゼントするなど、シルバーウィーク限定の様々な企画を用意している。
◎おたる水族館
◎関連記事