旧手宮線の整備が進む中、小樽中央通り入口から続く旧手宮線に彩を添え、訪れる人々におもてなしをしようと、7月11日(土)10:00から、花植えが行われた。
小樽市が行う「平成27年度ふるさとまちづくり協働事業」に採択され、旧手宮線に花の散策路を作ろうと、NPO法人北海道鉄道文化保存会(飯田勝幸代表理事)が中心となり、「北海道の歴史の遺産旧手宮線を花と鉄路の散策路に」と題した事業を立ち上げた。
同会事務局の清水道代さんが代表となり、旧手宮線の近隣町内会の色内中央町会・色内川下町会・稲色幸和会などの8つの町会が、同計画に賛同し協力している。
会場には、前日までに、旧手宮線の中央通り入口付近に土を運び入れ、腐葉土を混ぜて盛り、丸太で囲み、花を植えるスペース作った。
花植えの初日となった11日(土)には、飯田会長や清水代表をはじめ、町内会ボランティアなど10名が集まった。
コスモスやデルフィニウム・コリウスなど、色とりどりの花10種類140株を用意し、集まった人々は花植えに精を出した。
飯田会長は、「小樽には多くの観光客が訪れ、その6割が道外客と言われている。殺風景な旧手宮線を改善し、花の散策路を計画。観光のおもてなしをして、人通りを増やしたい。将来的には、小樽市総合博物館までの散策路の各所に花を植え、花の散策路にしたい」と話した。
今後は、毎週、花を植え、秋には、宿根草やスイセン・チューリップなどを植え、雪解け後の春に楽しめるよう工夫しながら、イングリッシュガーデンのような花壇作りを進める。
すでに、小樽市からマリーゴールドが植えられ、近隣企業ら町内会会員らが、水やりに協力している。
なお、11月28日を「北海道鉄道の日」にと、鉄道愛好家等の団体が集まり、提唱している。その制定実行委員会の代表を飯田氏が務め、今後、様々なイベントを開催。
そのひとつに、今回、花を植えた中央通り入口から臨港線までの廃線を利用して、レールチャリ(自転車)とトロッコ(軌道自転車)を走らせる「レールカーニバルINおたる」を、7月17日(金)から8月2日(日)まで10:00〜18:00に実施する。
◎北海道の鉄道の日
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