声楽家・林純子氏のチャリティーコンサートが、6月21日(日)13:30から、小樽市民センター(色内2)マリンホールで開かれた。
林氏は、交通遺児や青少年育成のためにチャリティーコンサートを開催し、今回で32回目を迎え、小樽での開催は、1996(平成8)年から始まり、今回で8回目となった。
デビューして40周年を迎える林氏の本格的な歌声と、教え子や娘・Rieko氏(シンセサイザー)が加わる楽しいショーが繰り広げられた。招待された市内の民生委員80名を含め、約400人が会場を埋め尽くした。
林氏は、福島県出身で、東京音楽大学声楽科卒業後、同大研究科を修了。菅原洋一、岸洋子らと共演し、ニューヨーク・サンフランシスコで国際親善コンサートを開催。スペイン歌曲、ラテン、ファドを学ぶ。札幌や各地でディナーショーやコンサートを開催している。娘・Rieko氏は、ジャズやボサノヴァを中心に、自身のコンサートの他、母の歌の伴奏編曲、演奏を担当し、母と娘のコンサートを開催している。
第1部は、林氏の教え子などが出演するアン・ディ・ムジーク・カンパニーによる、歌とダンスとフラメンコを織り交ぜたショーを展開。第2部は、林・Rieko親子の共演。クラシックからポピュラーまで名曲を盛り込んだショーで、艶やかな歌声に、観客は感動の渦に巻き込まれ、ゴージャスな時間を過ごした。
第2部の前に、贈呈式が行われ、大道恒雄実行委員長の挨拶後、森井市長が登壇し、林氏から目録が手渡された。
コンサート収益金の一部(20万円)が寄附され、これまでに今回を含めて総額170万円を青少年育成のために寄附している。今回の寄附金は、勤労青少年センターの運動用具等に活用される予定。
なお、9月27日(日)16:45から、JRタワーホテル日航札幌で、デビュー40周年を記念して、母と娘が奏でる深い愛と感動のハーモニー「林純子スペシャルコンサート」を予定している。