「カジノ誘致に反対する小樽市民の会」(長谷川久共同代表)は、6月19日(金)、小樽市に賭博場・カジノを誘致しないよう求める請願書と署名10,310筆を添えて、小樽市議会(横田久俊議長)に提出した。
同会は、2014年5月に設立した市民団体。カジノ解禁は、暴力団の介入、不良風俗営業の参入、青少年育成への悪影響、ギャンブル依存症の増加、治安悪化など社会的に大きな問題があり、小樽市と市民の将来にとって重大な悪影響をもたらし、合意のないまま誘致が強行されることを許してならないと立ち上がった。
小樽市に賭博場カジノを誘致してはならないと、2014年7月に署名を始め、市民や全国各地からの署名が集まり、1万筆を超えた。
19日(金)10:30から、小樽市役所(花園2)別館3階応接室には、同会長谷川代表ら4名と、横田議長に代わり佐藤誠一議会事務局長、紹介議員の小貫元議員と石田博一議員が出席した。長谷川代表から佐藤事務局長に請願署名を手渡した。議会事務局で、請願署名を精査し、名前の重複や議員名があれば削除し、署名数を確定し、委員会で審議される。
第2回定例会の24日(水)の一般質問終了後、常任委員会での付託先を決定し、7月1日(水)開催の委員会で審議される。趣旨説明などは行われず、審議の様子は傍聴することができる。
長谷川代表は、「4月の街頭署名では、反応が良くびっくりしている。各町内会や主婦などが積極的に署名に協力してくれた。今回ぜひとも採択してもらいたい」と強く訴えた。
カジノ誘致反対を公約にし、市民の圧倒的多数の支持を受けた森井市長が、就任後も「誘致は考えていない」と明言していることで、この反対請願が、採択か不採択か継続審査かの選択で、小樽市議会のカジノ誘致の姿勢が改めて問われることになった。
この請願の取り扱い方で、市長が「考えていない」と言っているのに、市議会の自公民の多数派が、不採択や継続審査に回った場合 行政と議会の間に、ねじれ現象が生じ,今後の市政の動向にも大きな影響を与えることになることから、その行方が多くの市民の関心を呼ぶことになろう。
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