小樽港を巡りながら、国定公園の祝津・オタモイの断崖絶壁を楽しめる海上観光船の営業が4月27日(木)から始まる。
27日からの営業に先立ち、26日(水)11:00から、観光船安全運航祈願祭が、第3ふ頭船客待合所で行われた。
26日(水)の安全祈願祭には、関係者約30名が参加。祝津・オタモイ航路の「祝津号」「オタモイ号」、港内を巡る「屋形船」に、水天宮駒木宮司が御祓いをして、お神酒ををささげ、航海の安全を祈願した。
株式会社 小樽観光振興公社の平野大代表取締役は 「いよいよ、明日から10月15日まで運行します。今年は記録的な大雪に見舞われ、例年よりも運行時期を遅らせて運営することになりました。天候に左右されるけれど、1日でも欠航の日がないように願っている。乗船客が減少して厳しい中でも、今年も安全をモットーに運行していきたい」と述べた。
来賓を代表して、山田勝麿小樽市長は 「積雪もゼロになり、小樽観光も本格化します。今年は、自然を使い、観光客増に力を入れて いきたい 。安全な航海を祈願します」と挨拶した。
海上観光船の祝津航路やオタモイ航路の利用者数も年々減ってきており 「利用者の減少の原因は子供の減少と船への魅力が減ってきているためだろう。運営すればするほど難しくなっていく」(同社)という。
小樽港を巡る海上観光船は、27日(木)から運行される。問合せ 0134-29-3131 小樽観光振興公社。