小樽市総合体育館(花園5)が、2005年(平成17)11月から約6ヶ月のアスベスト除去工事を終え、5月1日(月)から、市民へ再び開放されることになった。
同体育館は、2005(平成17)年3月と7月の2度にわたってアスベストが落下し、8月から全館閉鎖した。9月からアスベスト除去工事の準備に取り掛かり、11月から本格的工事に着手した。
工事範囲は、天井・アリーナ・壁など12ヶ所で、吹付けアスベスト飛散防止工事と天井や梁に対しての湿式断熱材吹付け、既存設備ダクト内清掃などで、費用は約1億5,000万円かかった。
工事後のアスベスト濃度測定結果は、アリーナ・ステージでは0.2未満~0.7(本/リットル)、機械室では0.2~0.7、電気室では0.2未満~0.7、空調機械室0.2未満~0.5、ファンルームA・Bでは0.2未満~0.6となっており、それぞれ許容範囲内となった。
大気汚染防止法によると、大気中の濃度の許容限度として 「アスベスト繊維の濃度が1リットルにつき10本以下」と定められており 「基準以下と確認しています」(建築住宅課)。
4月24日(月)に小樽市によって行われた「アスベスト対策工事竣工報告会」では 「利用者様には大変不便をおかけしましたが、また、5月1日(月)から利用して頂けます。安全面では、基準以下と確認しております」(武藤義光・建築住宅課長)と市民へお詫びし、再びの利用を呼びかけた。