豪雪に覆われた今冬の小樽市も、4月21日(金)8:00、積雪がついにゼロを記録した。長い長い冬を抜け出し、小樽にもやっと本格的な春がやって来た。快晴となった春の陽気が小樽市内を暖かく包み、長橋なえぼ公園のミズバショウやザゼンソウも開花し、水辺にはエゾアカガエル達が元気な顔を見せ始めた。
昨日の雨の影響で市内の雪も徐々に解け、快晴となった21日(金)8:00には、ついに積雪深0cmを記録した。2005(平成17)年は4月20日、2004(平成16)年は4月5日、2003(平成15)年は4月10日、2002(平成14)年は3月27日に積雪なしとなっている。平年値は90年代までは4月4日で、昨年に続き2週間遅れの積雪ゼロとなった。
長橋なえぼ公園では、散歩にきていた市民達が 「いやあ、春だねえ」と、開花したミズバショウやザゼンソウを観察していた。池には、例年4月中旬に、エゾアカガエルの群れが産卵のためにやって来るが、今年は、例年よりも寒い日が続いたため、バラバラに産卵しに来るという。21日(金)は、暖かい日だったためか、産卵にやって来たカエル達がゆったり池を泳いでいた。
雪が無くなった同公園の前の歩道では、長橋保育園の子供達が、2人ずつ手を繋いで、元気に散歩していた。
ゴールデンウィークに近づき、市内の観光名所は徐々にオープンし始め、小樽市内を一望することができる小樽天狗山ロープウェイも、22日(土)に夏季営業を始める。レストランでは、新メニューやランチタイムには飲み放題プランを用意しているという。
札幌管区気象台では、「21日9時の石狩・空知・後志地方の天気は、概ね曇りですが後志地方では晴れている所もあります。21日から22日にかけての天気は、曇り時々晴れでしょう」としている。