《市長選》記者クラブが異例の申し入れ! 森井氏が記者会見受け入れ


 4月19日告示・26日投開票で行われる小樽市長選挙に立候補を表明している森井秀明氏(42)が、これまで記者会見開催の約束を先送りにしていることや、公開討論会の開催に参加しないとの意向が伝えられたことから、小樽市政記者クラブ加盟社(15社)は、市民に立候補予定者の政策・公約が直接伝わらないとの危機感から、6日(月)に臨時総会を開き、森井氏に異例の記者会見開催の申し入れを行った。
 次期市長選には、これまで現職の中松義治市長(68)と3度目の挑戦となる新人・森井秀明氏(42)が立候補を表明し、一騎打ちの公算となっている。
 両陣営は、それぞれ後援会事務所を開き、本格的な臨戦態勢に入っており、市内各所で激しく火花を散らしているが、これまで、市民に対する情報公開やマスコミ対応では、際立った違いを見せている。
 市長選が迫る中、小樽青年会議所(JC)や北海道新聞社がそれぞれ企画した「公開討論会」の参加要請に対し、中松陣営が参加表明したのに対し、森井陣営は「時間が取れない。忙しい」等の理由で、不参加を表明した。
 JC主催担当者は、「市民が市長候補予定者の政策・公約を、生の声で聞ける貴重な機会がなくなってしまった。森井氏は、過去2回の市長選では公開討論会に積極的に参加していただけに、なぜ参加しないのか理解できない。市民に説明しないまま、このまま選挙戦に突入するのは恐ろしい感じがする」と危機感を募らせていた。
 また、中松陣営が政策・公約を説明する記者会見を開き、候補予定者と後援会長が並んで記者の厳しい質問に答えていたが、森井陣営は、A4サイズ1枚の討議資料を配り、後日、質疑応答の場を設けるとしていたが、6日現在でも実現されていなかった。 関連記事1 関連記事2
 これらの経過を受けて、小樽市政記者クラブは、6日14:00から臨時総会を開き、急きょ、森井陣営に記者会見開催の申し入れをすることを全会一致で決定し、直ちに、森井陣営に異例の伝達を行った。
 これに対し、森井陣営は、7日(火)に回答を寄せ、4月10日(金)午前11:00から、森井ひであき後援会事務所(花園4-4-4)で、記者会見を開催するとした。この記者会見で、森井氏自身が、市民にどのような説明をするかが注目されることになった。
 なお、小樽市政記者クラブには、新聞・TV・インターネット・通信などを情報伝達媒体とする15社(朝日新聞・毎日新聞・読売新聞・北海道新聞・日本経済新聞・北海道建設新聞、NHK・STV・HBC・HTB・UHB・TVh・小樽ジャーナル、時事通信・共同通信)が加盟している。
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