市立小樽美術館(色内1・佐藤敬爾館長)は、春休みのワークショプ「3D万華鏡を作ろう」を、3月28日(土)10:30から、同館ミーティングルームで開いた。
子どもから大人までの17名が参加し、立方体の箱を覗いて見ると模様が浮かび上がる万華鏡の世界を楽しんだ。
同館では、工作の体験を通じて、ものを作る楽しさを感じてもらう教育普及を図るために、木工などのワークショップを、年数回実施している。
今回のテーマである万華鏡は、講師を務める同館旭司益副館長が、手作りの3D万華鏡を実際に手にする機会があり、楽しんでもらおうと開催した。
春休み中とあって、子どもから大人まで、また、お父さんの参加も多く、家族で万華鏡づくりを楽しんでいた。
プラスチックミラー(ポリカーボネートミラー)に、印をつけて線を描き、カッターで細かい線を切り抜き模様を作る。その模様が、不思議な世界を浮かび上がらせる。
参加者は、講師の説明を聞きながら、細かい作業に熱心に取り組んだ。のぞき穴をつけ、立方体になるように組み立て、色のついたセロハンを貼り付けると、色のついた模様となった。1時間半ほどで、次々と完成させ、手作りの万華鏡を覗き、浮かんで見える不思議な模様に歓声を上げていた。
市内在住の中西逞君(5)は、「すごく綺麗だった。パパに見せてあげたい」と話した。旭副館長は「色をつけたり模様を変えて、工夫して作ってもらいたい」と話した。
5月5日(日)10:00から15:00まで、木工のワークショップを予定している。
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