伊藤整のゆかりの地・文学碑があるゴロダの丘(塩谷2)で、「第7回塩谷雪あかりの路」が、2月7日(土)・8日(日)17:00から20:30までの2日間の日程で始まった。
小樽雪あかりの路のあかりの路会場に指定され、海を見渡せるのどかな丘に約700個の灯りが灯され、ロマンチックな風情を醸し出し、写真愛好家などに人気にあるスポットとなっている。
同会場は、塩谷雪あかりの路実行委員会(大竹秀文実行委員長)を結成し、塩谷・桃内連合町会や、子どもの健やかな成長を願う会のメンバーが中心となり協力。1月30日(金)から会場づくりに取り掛かり、開催当日の午後に完成させた。
伊藤整の文学碑前で、17:00から開会式と点灯式を行い、大竹会長は、「皆さんの協力に感謝している。灯りを存分に楽しんでもらいたい」と挨拶した。
小樽雪あかりの路の名前の由来となる伊藤整の詩集「雪あかりの路」の中の「雪夜」を、塩谷小学校PTA会長が朗読し、会場にしんみりと響き渡った。
その後、伊藤整が作詞した塩谷小学校の校歌を、塩谷小学校の児童6名と大竹会長が歌い、参加者も一緒に口ずさんだ。
会場では、スノーキャンドルやアイスキャンドル、雪に穴を掘ったりと、ロウソクの灯りが幻想的に見えるように工夫され、木々の間に小道を作り、散策を楽しめるように作られている。会場全体を見渡せる高台もあり、撮影する人や、灯りを楽しむ人で賑わった。
夕暮れ時のほんのわずかな時間だけ、あたりは青色に染まり、灯りがゆらめき、雪と灯りの共演を堪能した。
塩谷在住の親子連れは、「海岸沿いに住み、家から灯りが見えていたが、今年初めて会場に来てみた。子ども達も灯りを楽しんでいる」と話した。
2月8日(日)も、17:00から20:30頃まで開かれる。
◎関連記事1 ◎関連記事2