かりんとうやドーナツ・ケーキなど様々な種類のお菓子が集結する「OTARUスイーツフェスタ2015」が、1月24日(土)・25日(日)の両日、10:00から17:00まで、ウイングベイ小樽(築港11)ネイチャーチャンバーを会場に開催している。
市外8社を含む27社が一堂に会し、各社自慢のスイーツがずらりと並べられ、実演販売もあり、甘い香りに誘われた多くの買い物客で賑わった。
総合人材サービス会社の株式会社ホープ・ワン(天野友嗣代表取締役)が、同実行委員会を立ち上げ、2年前の2013年に初開催。今回2回目となった。同社員20名が赤いエプロンで店頭に立ち、接客や販売などを担当し会場を盛り上げていた。
小樽の活性化をねらいとして、誰にでも親しみやすいお菓子を切り口に、観光や製造業の振興を図り、伝統のお菓子王国を復活させ、各社の魅力を多くの人々に伝えようと開催された。
当時の小樽スイーツに深い関わりを持つ竹鶴政孝夫妻のパネル15点が並ぶパネル展も開催され、館からは、リタさんのレシピに基づき、竹鶴氏も食べたシュークリーム、仁木ファームからは、ニッカアップルワインやブランデーを使用したアップルブランデーケーキを販売した。
小樽美人シリーズで販売中のカタラーナや蒸しどら焼き、ブラウニーも並んだ。
北海道スイーツ選手権2012年小樽エリア三つ星スーツ受賞のガトーフレールの土鍋プリン(直径18cm)は、開店30分ほどで50個を完売し、12:00の再入荷待ちとなった。
また、余市のFRUIT PLANETでは、完熟のベリーを収穫する農家が作るクレープを実演販売し、買い求める客が列を作った。
市内在住の女性は、「子どもが食べたいと並んだ。甘い物が好きなのでどれも気になってしまう」と笑顔で話した。
新倉屋では、この日のために、運がっぱの焼印がついたどら焼きを初販売。あんこと抹茶のチョコをサンドした甘さ控えめのどら焼き。会場で焼きたてを提供し、試食も行われた。
同社・渡邊充康さんは、「どら焼きは温めて食べると美味しい。若い世代に美味しい菓子を知ってもらいたい」と話した。
ル・キャトリエムでは、キノコのキッシュとラズベリーとブルーベリー・リュバーブ(タデ科)を輪切りにし、食感を残しミックスして焼いた甘酸っぱいタルトが並んでいた。
六美では、見た目も楽しめる和菓子20種類を並べ、桜の花や葉を入れた金つばや、いちご大福、鬼の顔がユニークな「笑門来福」の上生セットを季節限定で販売。
つくし牧田では、1日4回の和菓子制作体験会を開催し、運がっぱの顔と菊の花の和菓子を制作した。和菓子のモデルになった運がっぱも体験会場に登場し、11:00の体験会の10名は、実物の運がっぱを参考にしながら、和菓子の制作を楽しんでいた。
会場は、スイーツ好きが集まり、試食を楽しみながら、気に入ったスイーツ見つけ、買い求める人で賑わった。
天野氏は、「小樽を活気づけ、元気になってもらいたいと開催している。菓子王国の小樽の菓子屋や製造業など、みんなに元気になってもらいたい。社員20名が一緒に店頭に立ち参加。今後、継続していきたい」と話した。
25日(日)も同会場で10:00から17:00まで開催する予定。
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