桜の開花予想が5日(水)に発表され、春に向かっていた小樽市街の4月6日(木)の朝は、深夜から降り続いた春の名残り雪で真っ白となり、陽春一転、冬に逆戻りとなった。
4月に入って道路や屋根の雪も消えていた市街が、6日(木)に降った春の雪で、再び冬の雪景色となった。札幌気象台では、「北海道の上空に強い寒気が入り、冬型の気圧配置になったためで、6日夜遅くまで、北西の風が雪を伴う」と発表した。
市内の積雪は、一時は57cmまで減ったが、午前10:00には70cmにまで上り、一晩で13cmの積雪増となった。「いやあ、まいったね」、「まだ降るのかい」などと、4月にも関わらず、朝から雪かきに追われる市民が多かった。市内石山町で雪かきをしていた主婦は「もういいよね。なんで4月に入ってまでも降るのさ。雪かきなんてもうしたくね」と嘆いていた。
札幌管区気象台11:34の発表によると「後志地方では、6日夜遅くまで北西の風が海上で強く、海は波が高いでしょう。最大風速は、海上15m、陸上13m、波の高さ3m。突風や高波に注意して下さい」と風雪注意報を解除し、強風注意報を発表、波浪注意報を継続している。