冬の小樽を雪とロウソクで演出する「第17回小樽雪あかりの路」の第1回目の実行委員会が、12月11日(水)14:00から、小樽市公会堂(花園2)1号室で開かれ、中村全博実行委員長をはじめ、検討委員会委員長や各部会会長らが出席した。
冒頭、中村実行委員長は、「外国人観光客の増加や、前半は札幌雪まつりと重なり、昨年以上の来場者を期待している。市内経済も厳しい状況が続くが、このイベントを通じて、市民の皆さんに笑顔があふれ、街の活性化に寄与できることを願っている。スタッフの皆さんには、小樽の冬の魅力を多くの方々に伝えてもらいたい。実行委員が一丸となってそれぞれの力を結集し、足を運ばれる大勢のお客様に、小樽の冬の暖かさを伝えていきましょう」と挨拶した。
イベントの概要を、各部会の代表が説明した。
開催期間は、2月6日(金)〜15日(日)の10日間。冬の夜の活性化・時代が変わっても変わらないものを・手作りの温かさの3つをコンセプトに開催する。
昨年同様、さっぽろ雪まつりと日程が重なり、バレンタインデーを挟み、多くの来場者を見込んでいる。第16回は、悪天候もなく、入込数49万8千人で前回比1,000人・0.2%の増となった。(第15回49万7千人、第14回46万1千人)
開催場所は、メーン会場の小樽運河(浅草橋から中央橋)と旧手宮線(寿司屋通りから中央通りの間)。準メーン会場として、朝里川温泉。その他、あかりの路会場(天狗山など45ヶ所を予定)で、17:00から21:00までの期間中、12万本のロウソクが灯される。
小樽全体への灯の広がりが弱いのでは?との意見を踏まえ、あかりの路運営懇談会を開き、制作のノウハウや情報などの意見交換を行い、メーン会場とあかりの路会場の繋がりを強化する。HPでは、各あかりの路会場での様子を写真でアップできるコーナーを設ける。
昨年との変更点として、地図中心のガイドマップから、同イベントの魅力や美しさを伝えるガイドブックにリニューアル。スマートフォン対応にし、QRコードの活用により、公式HPとの連動を図った。親子連れの来場者が多いことから、親子で楽しめる「宝探しゲーム」を新たに加え、内容については検討中。
愛のフォトコンテスト入賞作品の小樽運河やカトリック富岡教会、あかりの路塩谷会場や朝里川温泉会場を使った、両面印刷のポスターを、ガラスのウインドウに貼ると透ける効果を狙い、2,500枚作成。
昨年20個ほど設置したが浮き球の募金箱を、店舗等に置きやすいよう小さめのものを新たに38個作り、市内企業やコンビニ、店舗等に配置する。
予算については、小樽市補助金は、昨年同様360万円。前回繰越金247,022円を加え、前年度より30万円ほど多い20,600,000円の予算額を計上した。消費税増税分やHPリニューアル費、ボランティア宿泊費、など増額した。
依然として厳しい状況は続き、貴重な財源となる雪あかり専用のロウソク(9個入り500円)を、1月中旬頃から販売を予定。5時から9時までの点灯時間に対応し、強風に耐えるよう芯も太く、アルミ箔を敷いた専用のロウソクを制作。購入することで、参加しているという意識を強くする。実行委では、購入を呼びかけている。
昨年度から結成した日本人学生合宿ボランティアチーム「橙(だいだい)」や、韓国人ボランティア「OKOBO」と中国人ボランティア「eVOL(エボル:LOVEを逆にして)」が宿泊をしてボランティアに携わる。昨年度は、10日間の期間中のべ2,802名が参加し、1日約280名のボランティアが協力している。来週から、市内各高校にボランティアの参加を呼びかける予定。
恒例となる冬の小樽がらす市やバックヤードツアー、ワックスボウル製作体験、スタンプラリー、愛のフォトコンテストや雪とあかりのオブジェコンテストなどを予定している。重機による会場設営は、1月20日頃を予定。
◎小樽雪あかりの路HP
◎第17回小樽雪あかりの路概要