落ち葉が舞う季節の11月23日(日)、勤労感謝の日の恒例行事「プラタナス落ち葉清掃活動」が、市立小樽美術館(色内1)前に集合して開かれた。
日銀通り景観協議会とおたる緑のまちづくりの会主催。小樽おもてなしボランティアの会や小樽観光ガイド倶楽部、小樽市建設部まちづくり推進課などの5団体35名が参加し、手のひら以上もある大きなプラタナスの落ち葉を拾い集めた。
この活動は、2004(平成16)年に日銀通り景観協議会と小樽市が協議し、緑ある良好な並木の景観に配慮し、緑を楽しんでもらおうと、枝が残るような剪定を続け、ようやくバランスのとれた樹形になりつつある。
そのため、落ち葉の季節になると、日銀通りでは、枯葉が乱舞する状態となり、その落ち葉を拾って景観を守ろうと、山口保市議会議員が中心となり、清掃活動に賛同を呼びかけ、今年で11回目を迎えた。
落ち葉が雪の下に埋もれてしまう年もあったが、今年は晴天で雪もなく、比較的穏やかな日となった。参加者は、用意された火バサミとゴミ袋を持ち、オーセントホテル下から臨港線までのプラタナスの落ち葉を中心に清掃した。歩道の脇やビルとビルの間には、吹き飛ばされた落ち葉が堆積され、みんなで拾い集めた。
稲穂小5年の青塚拓海君は、毎年参加している父親と一緒に参加。「自分の住んでいる町を綺麗にしようと思い参加した」と話し、落ち葉拾いに精を出していた。
開始から40分ほどで、ゴミ袋いっぱいの落ち葉が集まった。回収場所に集められ、後日、清掃車が回収する。
山口代表は、「日銀通りの企業などでは、日々清掃し、呼びかけをなくても、新しい方が増え、OBも参加している。枯葉を拾って景観を守ろうと、今後も、勤労感謝の日に決めている」と話した。
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