『小樽ゆき物語』 "ワイングラスタワー"完成

 11月15日(土)から始まる「小樽ゆき物語」(小樽観光協会・冬季イベント実行委員会主催)のメインオブジェのひとつ「ワイングラスタワー」が、開催前夜に完成した。
 14日(金)16:00から、小樽運河プラザ(色内2)でお披露目会が開かれ、制作に関わったボランティアや関係者30名が完成を祝った。
wineglasstower1.jpg 昨年に引き続き、運河プラザ会場で人気を集めたワイングラスタワーを、さらにバージョンアップさせた。市内で制作したワイングラス2,000個を使用し、1.8m×1.8m・高さ3.5mの四角錐に、崩さないよう配慮しながら積み上げた。
 中心部を空洞にして、白と青のLEDライトを照らし、アクリル板に反射させ、より透明感を出した。さらに、水をグラスに流し、流れる音とともに、運河の水のゆらぎを演出し、小樽ゆき物語のメインオジェとなるようイメージした。
 制作は、9日(日)から14日(金)まで、ヤングシップ(小樽の街遊び団体)メンバーなど、市民ボランティア20名が入れ替わりながら、深夜まで制作に励んだ。水道や工芸などの専門家のアドバイスを受け、様々なパプニングを克服し、無事に完成させることができた。
 お披露目会で、小樽観光協会西條文雪会長は、「この1週間で立派なタワーができた。冬の小樽観光を楽しんでもらい、夜の賑わい作りが小樽観光協会の課題となる。小樽へ来て多くの喜ぶ顔が見たいために、みんなで頑張り盛り上げていきたい」と挨拶した。
wineglasstower2.jpg 会場は照明を落とし、ワイングラスタワーを点灯。水が、頂上からワイングラスを伝って流れ、幻想的な光景を創出した。
 毎日制作に参加したヤングシップの廣川健太郎さんは、「深夜まで行われたこともあった。慎重にグラスを並べ、接着していない。段々と高くなり、手を伸ばしグラスを重ねた。今日完成したのを見て、色々あって大変だった分感動した。沢山の方に見てもらいたい。カップルや友達と来場してもらい、ワイングラスタワーが、小樽ゆき物語の主役になってもらいたい」と、完成の喜びを語った。
 11月15日(土)から平成27年1月18日(日)の計65日間、小樽運河プラザ・JR小樽駅・小樽運河・市内各所で「小樽ゆき物語」が開かれる。
 初冬の観光客数が減少するこの時期に、小樽ならではの楽しみ方を、「運河・食・雪」をキーワードに、様々な企画を展開。観光都市小樽の冬を盛り上げ、各所のイベントとの連携も図っている。
 小樽ゆき物語HP