北海道付近が強い冬型の気圧配置に覆われた影響で、大荒れの天候となった13日(木)、小樽も雪混じりの暴風に見舞われ、一挙に本格的な長い冬の到来となった。
中心市街にも雪が吹きつけ、花園飲食街の家々の屋根は、積雪で真っ白となり、周辺の山々も白い冬景色を演出した。JR函館線を走る列車の屋根も雪に覆われていた。
13日の気温は、08:00には6.5℃だったが、雪を交えた強風とともに午後になって気温は急低下。15:59には、今シーズン初の-0.5℃を記録した。これにより、1日の最低気温が摂氏0℃未満になる日は”冬日”とされており、小樽も初の「冬日」となった。ちなみに、1日の最高気温が摂氏0℃未満の日のことを”真冬日”という。
札幌管区気象台は、13日21時53分に、小樽市に波浪警報 大雪,雷,強風,着雪注意報をし、暴風や高波に警戒を呼びかけている。
また、「暴風と高波及び大雪に関する石狩・空知・後志地方気象情報 第3号」で、
「13日夜遅くから14日朝にかけて、大雪による交通障害に注意が必要」としている。
◎平成26年11月13日21時53分 札幌管区気象台発表
石狩・空知・後志地方の注意警戒事項、
石狩、後志地方では、14日昼前まで暴風や高波に警戒してください。
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小樽市 [継続]波浪警報 大雪,雷,強風,着雪注意報
波 警戒期間 14日昼前まで
注意期間 14日夜遅くにかけて 以後も続く
ピークは13日夜遅く
波高 7メートル
雪 注意期間 14日朝まで
12時間最大降雪量 30センチ
雷 注意期間 14日朝まで
風 注意期間 14日夜遅くにかけて 以後も続く
ピークは13日夜遅く
西の風
陸上 最大風速 13メートル
海上 最大風速 23メートル
着雪 注意期間 14日夜遅くにかけて 以後も続く
付加事項 降雪による交通障害 突風 ひょう
◎暴風と高波及び大雪に関する石狩・空知・後志地方気象情報 第3号
平成26年11月13日16時33分 札幌管区気象台発表
(見出し)
石狩・後志地方では、これから14日昼前にかけて、暴風や高波に警戒してください。
また、石狩・空知・後志地方では、13日夜遅くから14日朝にかけて、大雪による交通障害に注意が必要です。
(本文)
<特記事項>
石狩北部と後志北部・西部に「暴風・波浪警報」を発表中です。
<気象概況>
沿海州付近に発達した低気圧があって北東へ進んでいます。北海道付近は14日にかけて、強い冬型の気圧配置が続くでしょう。
<防災事項>
石狩北部と後志北部・西部では、これから14日昼前にかけて、西の風が非常に強く、海は大しけが続く見込みです。暴風や高波に警戒してください。
また、石狩・空知・後志地方では、14日にかけて平地の広い範囲で積雪となり、13日夜遅くから14日朝にかけて、峠や山間部を中心に、大雪による交通障害に注意が必要です。
<風の予想>
13日夕方から14日昼前にかけての最大風速(最大瞬間風速)
海上 西の風
石狩北部、後志北部・西部 23メートル(35メートル)
陸上 西または南西の風
石狩北部、後志北部・西部 20メートル(35メートル)
石狩中部・南部、空知地方、羊蹄山麓 13メートル(25メートル)
<波の予想>
13日夕方から14日昼前にかけての波の高さ
石狩・後志地方 7メートル
<雪の予想>
13日18時から14日18時までの降雪量
石狩・空知・後志地方 峠や山間部 40センチ
平地 20センチ
今後発表する注意報・警報、気象情報などに留意してください。
次の「石狩・空知・後志地方気象情報」は、14日明け方に発表する予定です。