小樽観光協会(冬季イベント実行委員会)が主催する「小樽ゆき物語」が、11月15日(土)から平成27年度1月18日(日)の計65日間、小樽運河プラザ・JR小樽駅・小樽運河・市内各所でスタートする。
初冬の観光客数が減少するこの時期に、小樽ならではの楽しみ方を「運河」「食」「雪」をキーワードに、様々な企画を展開。観光都市小樽を盛り上げ、各所のイベントと連携を図る。
今回は、特に「雪」に力を入れ、1月18日まで開催し、市内のスキー場の協力を得て、雪に親しむ新企画を用意している。
前身となる「小樽ロングクリスマス2012」開催時と昨年行われた運河に浮き球を放流する「いのり星」に代わり、今回は、「青の運河」と題して、12月1日(月)から25日(木)の25日間日没から22:30まで、浅草橋と中央橋の欄干と散策路に、青色のLEDライト約10,000個を点灯する。
青色のイルミネーションと付近のライトアップが幻想的な光景を創出。小樽運河の特別な楽しみ方で、点灯セレモニーが、12月1日(月)16:00から行われる。
また、12月20日(土)18:00から20:00まで「音と光のシンフォニア」が開かれ、小樽ビール周辺から仕掛け花火ナイヤガラを2回披露し、ゴスペルやアカペラなどのライブイベントを開催。
運河プラザ会場では、ワイングラスタワーを設置。今年は1,000個のグラスを使用し、水が流れる仕掛けを施している。昨年同様の高さ3mのタワー。製作過程を公開し、進捗状況をチェック。14日(金)には点灯式を予定。
同プラザ前庭には、恒例の浮き球200個に電飾をあしらったツリーを設置し、16:00から24:00まで点灯。11月下旬頃まで瓦張替え作業中ではあるが、市民や観光客の撮影スポットになっている。
11月29日(土)〜12月23日(火)10:00〜19:00、「小樽雑貨マルシェ」を3番庫で開催。市内ガラス販売店・工房をはじめ、市内近郊の雑貨作家も参加し、クリスマスや冬をテーマに、手作りのぬくもりある作品を一堂に展示販売する。
同時に、JR小樽駅コンコースで、今年も「ガラスアートギャラリー」が始まる。市内12のガラス工房の作品を展示し、「雪」「冬」「小樽」のいずれかのテーマで、小樽の玄関口で小樽のガラスの魅力をアピール。
小樽商工会議所の「知産志食」プロジェクトと連携して、胃袋を満たす企画「おたるまちごーはん(Otaru Machi Go-han)」は、市内飲食店108店舗(10月31日現在)が参加し、小樽の街自慢に繋がるフードメニューを集めて紹介。該当メニューを食べて、BINGO形式にスタンプを4つ集め、達成者には、宿泊券や食事券が当たる抽選会に参加できる。
「雪」を楽しむをコンセプトに、市内スキー場(スノークルーズオーンズ・朝里川温泉スキー場・小樽天狗山スキー場)が連携し、共通チケットを販売。
天狗山山麓には、「すべり台」を造成し、雪遊びを楽しみ、山頂には、「雪のスクリーン」で映像を投影。昨年同様ライトアップが行われ、天狗桜を青色で彩る。
元日は、各ホテルから無料送迎バスを運行し、天狗山で初日の出、スキー初滑り企画や未来へ続く物語として「未来へポストカード」を300枚用意。記入した宛先に、1年後のクリスマス間近に届く。切手を貼ったポストカードでも受け付けるなど、盛りだくさんに冬を楽しむ企画となっている。
2005(平成17)年から開催してきた「小樽ロングクリスマス」が、2012(平成24)年をファイナルに終了し、2013(平成25)年から「小樽ゆき物語」としてリニューアル。今年度は第2章が始まる。
◎小樽ゆき物語