市立小樽美術館(色内1)の市民ギャラリーで、「第20回伯容美術会」と「第53回小樽伯容児童画会」の合同展が、3月29日(水)から4月2日(日)まで開かれている。
これは、伯容美術会(平館勝治会長)の幼稚園児から高齢者までの生徒たちの作品の展覧会で、毎年同時期に開かれており、小樽伯容児童画会は今年で53回目となる。小樽市内で洋画家として活動していた平館会長(84)に、近所の子供たちが「習いたい」と訪ねてきたのが、絵画教室の始まり。1年に1回この時期に勉強した成果を発表するために展覧会が開かれている。
伯容美術会は、児童たちの「大人になっても続けたい」という声に応えたもので、展覧会の開催は今年で20回目となる。
29日(水)から開かれている合同展では、約40名の生徒たちの作品約80点が飾られている。望洋・長橋・稲穂一・手宮教室の各教室の児童たちが力を合わせた大きな花火の水彩画や、教室に通う高齢者の油彩画が並ぶ。
平館会長の作品では、これまでに描きためてきた昔の運河のスケッチを基に描いた油彩画などを展示。「埋め立てる前の運河が好きだね。今のはきれいに整備されていいけれど、昔の方が懐かしいよ。よく遊んでいたからね」という。
この伯容画会合同展は、3月29日(水)から4月2日(日)までの10:00~17:00(最終日~16:00)。