小樽商科大学(緑3・和田健夫学長)応援団と同後援会が主催する「小樽商科大学応援団の第百代を祝う記念式典」が、10月12日(日)14:30から、小樽市民会館(花園5)大ホールで開かれ、OBやOG・学校関係者・北大応援団・応援団ファンの約300名が参加した。
同応援団の起源は、1912(明治)45年5月、小樽高等商業学校と東北帝国大学農科大学との野球戦とされ、明治時代に設立されてから、既に100年にも及ぶ伝統を誇っている。2007(平成19)年には、団員不足となり活動をやむを得ず休止したが、OBやOGの応援を受け2010(平成22)年3月に復活。2011(2平成23)年には、全国初の女性団長(97代目)を迎え、華麗なる演舞を披露し、話題となった。
その後、北海道大学との対面式や入学式、各競技の応援や壮行会で部員を激励、市内でのイベントにも参加するなど活動を続け、百代という節目を迎えた。
ステージ上には、西垣誌也百代団長率いる応援団が整列し、99代団長の堀井隼人実行委員長は、ここに至るまでの様々な歴史を振り返りながら、「応援団の魂がなくなると危惧されたが、5年前に奇跡の復活を果たした。OBと小樽市民、商大生の皆さんの支えに感謝している。応援するだけではなく、応援される応援団だと、会場の大勢の人を見て感じ嬉しく思った。昔の応援団を思い出し、今の応援団がどのようなものなのか、再認識してもらいたい」と挨拶した。
引き続き、和田学長は、「百年間見守ってくれた皆さんに感謝し、応援団の歴史は、商大の歴史そのものと言っても過言ではない。これからも伝統を継承し、ますます発展してもらいたい」とエールを贈った。
かつての演舞長を招き、「雲龍型」の演舞を披露、観客は声援や拍手で見守った。その後、31年ぶりに復活を果たした「南蛮踊り」が披露された。第50代渡辺副団長が記念式典に合わせて指導。女形(おやま)が扇子を持って、古式ゆかしく舞を披露し会場を沸かせた。同大学の進軍歌や応援歌「破邪の剣」を、観客全員で歌った。
百代目西垣団長が、片足20kgもある下駄を”よいしょ”の掛け声とともに動かし、ステージ前方へ移動。見所となる檄文が読まれ、さらに会場は熱気に包まれた。
現役商大生から見た応援団についての生の声を編集し、「商大生100人に聞きました!」と題して映像が流れ、観客からは、力強い声援が飛び交っていた。
◎小樽商大応援団後援会
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