陽春の小樽港に、3月27日(月)、豪華客船「飛鳥II」が初お目見えした。市内菁園中学校ブラスバンドが奏でるBGMとともに、8:00小樽港第3ふ頭16番バースに接岸した。
豪華客船「飛鳥II」は、これまでの「飛鳥」に替わる日本最大のクルーズ船。名船「クリスタルハーモニー」を大幅改修したもので、総トン数50,142トン、全長241m、全幅29.6mで、「飛鳥」の1.7倍の規模を誇る。
27日(月)は、「飛鳥II」の日本一周デビュークルーズで、20日(月)に横浜を発ち、神戸、長崎に寄って日本海クルーズを行い、1人44万円から180万円の高価格ながら694人の乗客を乗せ、最後の寄港地として小樽に初入港した。
菁園中ブラスバンド演奏による歓迎セレモニーが行われ、山田勝麿小樽市長が、「この大きな『飛鳥II』は、地元小樽の人たちに高い関心があり、心待ちにしていました」と船を背に語った。
セレモニーの後、式典参加者や関係者たちが船内見学に参加した。洋食レストランやエステサロン、ギャラクシーラウンジ、屋上プール、ビストロカフェなどを回った。船内とは思えぬ、広々とした空間に、見学者たちは「ホテルみた いですね」、「豪華だ」、「素敵ね」などと感動していた。菁園中ブラスバンドの生徒たちも船内見学の際に、「プールだ」、「泳ぎたい」、「超感動」、「夢みたい。すごい」と目を丸くしていた。
歓迎セレモニーに参加した市内塩谷の小林和子(70)さんは、「すばらしい。一生に一度でいいから乗ってみたいな」、札幌の三国トモ子(70)さんは、「抽選に落ちてしまったので、残念ながら船内は見れないわ。でも見れただけで満足です」と感動していた。
小樽には日中だけの滞在で、同日27日(月)17:00に横浜へ出港する。
◎飛鳥II