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写真提供:おたる水族館 |
小樽市祝津3丁目にある「おたる水族館」に、新たに5頭のアザラシが仲間入りした。3月22日(水)に、クラカケアザラシのメス1頭、ゼニガタアザラシのオス・メス各1頭、ゴマフアザラシのメス2頭の計5頭を、十勝管内広尾町の「ひろお水族館」から譲り受けた。
おたる水族館は、本館・イルカスタジアム・海獣公園・遊園地などを持つ、石狩湾に面した北海道内で有数の水族館。
同館では、ゴマフアザラシ35頭、セニガタアザラシ13頭、ワモンアザラシ6頭、アゴヒゲアザラシ3頭、クラカケアザラシ1頭が飼育されている。今年2月21日には、世界最小のワモンアザラシの赤ちゃんが生まれたばかりで、「アザラシが増えたことと、クラカケアザラシが1頭だけだったので、より充実しました」(村上順二・海獣飼育第一課主任)と喜んでいる。
仲間に加わったゴマフアザラシ2頭のうち1頭が、もともと痩せていたため、現在は、別のプールで飼育されている。餌を十分に与えて健康になってから、仲間と合流する。
水族館で、5種類のアザラシを同時に飼育することは、国内で初めてのこと。小田誠館長は、「日本、北海道、小樽にたくさんのアザラシを揃えることが夢であった。それが叶ったのでとてもうれしい。これからは、ただ集めただけでなく、それぞれ違う所をアピールしていく。地元の人でも何回も足を運んでもらえるようにしたい」という。
入館者数の減少に悩む「おたる水族館」では、3月18日(土)からの2006(平成18)年の営業では、ネズミイルカとゴマフアザラシが一緒に回遊する「ほのぼのプール」や、5種類のアザラシたちの同時飼育で巻き返しを図る。
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