小樽市長橋出身の青年海外協力隊ボランティア・田中聖美(31)さんは、3月27日(月)のドミニカ共和国への出発前に、24日(金)11:40、山田勝麿小樽市長を表敬訪問した。
田中さんは、双葉高校卒後、東京の看護学校に入学した。その後、北海道大学病院で働き、眼科、婦人科などを経験。高校生の時に、バスの中で見つけた青年海外協力隊の広告がきっかけで、応募し2ヶ月の研修を受けた。今回、初めての青年海外協力隊として、ドミニカ共和国の医療・保健のレベルの向上に赴くことになった。
青年海外協力隊とは、発展途上国のために自分の能力や経験を活かしてみたいという、20歳から39歳までの若者を支援するJICAのプログラム。1965(昭和40)年派遣以来、約25,000人が参加し、現在でも約2,500人が世界各地で活動しているという。
田中さんは、今回、今まで培ってきた看護師の経験を活かすため、2006(平成18)年4月から2008(平成20)年4月までの2年間ドミニカ共和国に派遣される。活動内容は、第1次診療を目標に、診療所の充実や診療所が管轄する地域の保健レベルの向上を図る。
24日(金)の表敬訪問で、田中さんは、「健康は幸せな生活を送るための一手段だと思います。現地の人たちが幸せな生活を送れるように2年間頑張りたい」と抱負を語った。山田市長は、「健康に気をつけて、頑張ってきて下さい」と励ました。