穏やかな日が続いていた小樽市内では、19日(日)の夜から、低気圧が発達し、小樽港では高波が打ち寄せ、市街では猛ふぶきと荒れた天候となり、札幌管区気象台は、3月20日(日)05:15「暴風雪、波浪警報」を発表した。
同気象台が05:15に発表した「低気圧に関する石狩・空知・後志地方気象情報 第3号」によると、20日(月)は、昼前から夜にかけ、北西の風が吹き、昼過ぎから夕方にかけてピークになる。最大風速は、海上25m、陸上16mと予想されている。
1週間の始まりとなる20日(月)の市街では、通勤のためにJR小樽駅に向かう市民が「寒いね」、「やだな」などと、防寒着のフードをかぶり、強い風を防ぎながら交差点を渡っていった。小樽港を守る北防波堤には、高波が次々と押し寄せ、防波堤にぶつかり、白波を高く巻き上げていた。
これから、発達中の低気圧がさらに発達し、20日昼過ぎから急速に強まり,夕方にはピークに達する見込み。同気象台は「暴風や高波、猛ふぶきによる交通障害に警戒して下さい」と 呼びかけている。
3月下旬の降雪!市民もガックリ!
3月19日(日)の夜から断続的に雪が降り始め、3月20日(月)の小樽市内は、また、白い雪に包まれた。3月下旬の降雪で、市民らは、「また雪か」とガックリと肩を落とす。
これは、発達していた2つの低気圧が、ひとつにまとまり急速に発達したため。19日(日)20:00の積雪87cmから20日(月)8:00までの12時間で14cmも積もり101cmを記録。
市民も、春の日差しで薄着のコートに変え、雪かきの道具も物置などにしまっていたが、19日(日)夜からの降雪で、20日(月)朝から、小樽市内各所で、厚手のジャンパーを着てスコップやスノーダンプなどでまた雪かきに追われた。
市内石山町に住む男性は、「いやいや、雪が溶けて、せっかくきれいになったのにね。また、雪かきをしなくちゃいけなくなったよ。あ~あ」と、ため息を漏らしていた。