ネズミイルカとゴマフアザラシが同居!おたる水族館営業開始!(


aqu1.jpg 小樽市内祝津地区にあるおたる水族館が、2006(平成18)年度の営業を3月18日(土)から始めた。新企画の日本で初めてネズミイルカとゴマフアザラシが一緒に泳ぐ水槽がお目見え、久しぶりに子供たちの歓声が館内に響き渡った。
 おたる水族館は、本館・イルカスタジアム・海獣公園・遊園地などを持つ、石狩湾に面した一大レジャー施設。延べ床面積5,682平米の館内には、北の海や川に棲む魚類を中心に250種・約5,000点を展示する、北海道内で有数の水族館。海に繋がる海獣公園では、大型トドのショーが見られる。イルカスタジアムでは、人気のイルカとオタリアのショーが開催され、子供たちの拍手と歓声を呼んでいる。
 同館には、世界の水族館の中で飼育記録の世界新を記録しているネズミイルカの「次郎吉」もいる。今年は、この「次郎吉」が一緒に泳ぐ「リュウヤ」・「ヨシオ」・「アッコ」に、新しくゴマフアザラシの「はるきち」・「さくらこ」・「たまこ」の3頭のゴマフアザラシが同居する、「ほのぼのプール」が完成した。
aqu2.jpg ネズミイルカとゴマフアザラシが同じ水槽で泳ぐ日本初の試みに、開館と同時に観客の目を釘づけにしていた。イルカとゴマちゃんが悠々と泳ぐ様は、一見の価値がある。
 18日(土)9:00から、山田勝麿小樽市長が子供たちと一緒にくす玉を割り、今年度の営業を開始した。館内や海獣公園、イルカスタジアムにも次々と家族連れが姿を見せ、久々の賑わいを取り戻した。
 お母さんとおばあちゃんと来ていた札幌の山張春菜(5)ちゃんは、「楽しい。アザラシがかわいい。上も下も見れるから面白い」と、「ほのぼのプール」にご満悦の様子。卒業旅行で愛知県から来た鈴木千裕(18)さんは、「アザラシが好きな んです。黒目がとてもかわいい。こんなに近くで見られておもしろい」と、友だちと記念撮影。
 イルカスタジアムでのオタリアとイルカショーでは、オタリアの算数授業が爆笑を呼び、イルカのジャンプには大きな拍手と歓声を呼んでいた。
 開館と同時に始まった春の特別展「お魚たちのそっくりショー」で、入館者たちは「うわっ、本当に似てる」、「本当に馬みたいな魚。おもしろい」、「一緒に写真撮って」などと、馬やオウム、犬などの動物に顔や模様がそっくりな魚たちに、みんな大喜びしていた。
 同館の昨年の入館者数は、旭山動物園の影響などを受け、過去最低31万7,580人の記録となった。このため、小田誠館長は「ここ数年入館者数が減ってきているので、お客さんが何回でも足を運べるような館づくりをしていく」と意欲的だ。ゴールデンウィークには、マンボウの特別展を企画し、今年は昨年を超える33万人の入館者数を期待している。

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