全国各地から42社が集結! 小樽がらす市

 潮まつりの開幕とともに「第6回小樽がらす市」が、7月25日(金)から27日(日)の3日間、11:00から21:00(初日は13:00から)まで、旧手宮線中央通り側会場と美術館前広場を会場に始まった。
otaruglassichi1.jpg 昨年の37社を超える過去最多の42社の個性溢れるガラス製品がずらりと並び、訪れた人々を楽しませている。遠くは2年連続4回目の出店の株式会社長崎クラフト(長崎市)では、オリジナルグラスを販売。高橋精剛代表は、「今年も仲間に会えて嬉しい。まつり特別価格で販売している」と話した。
 また、「世界にひとつだけの風鈴」と呼びかけるil Ponteーポンテー(色内2)では、風が吹くと涼しげな風鈴の音が響き渡った。永田琢也硝子工房チーフも店頭に立ち、「風鈴の形も響きも違い、音の高さもバリエーションがある」と話した。
 他にも、愛知、東京、札幌、小樽などのガラス工房が自慢のアクセサリーやグラス、風鈴、器などを展示販売。ビーズアクセサリーやガラス絵、万華鏡、サンキャッチャーなど6つの制作体験ブースを設け、ガラスを買い求める人やガラスを制作する人で賑わった。
otaruglassichi2.jpg 制作体験チケットや豪華ガラス製品が当たる抽選会、グラスデザインコンテストの表彰式と最優秀賞をはじめとする受賞作品の展示も行なっている。
 今回から、小樽商科大学の学生で作る「小樽笑店」が、イベントを盛り上げようと参加。子ども達を対象に、ペットボトルの風鈴作りを行ない、願いごとを書いた短冊をつけ、風鈴トンネルに吊した。初日は、保育園児25名や小学生が参加し、60個を制作。風鈴トンネル70個と合わせて吊るされ、多くの人々が写真を写したり、トンネルを潜り、さわやかな音を楽しんだ。
 19:00から21:00まで、風鈴トンネルとペットボトル風鈴トンネルをライトで照らす「ひかりのトンネル」を開催し、線路に44個のライトを点灯し、幻想的な雰囲気を醸し出していた。同大学3年吉田知未企画リーダーは、「3年生なので最後のイベントとなった。用意したペットボトルが足りなくなるような大盛況でうれしい」と話した。

 26日(土)・27日(日)は、美術館前・色内広場で、音楽ライブ「きらめき音楽会」が開かれ、がらす市に合わせた音楽を演奏する。毎年好評の移動窯での吹きガラスのデモンストレーションやグラス制作体験ができる「青空硝子工房」も開かれる。
 第6回小樽がらす市
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