米艦「ブルーリッジ」小樽に入港!海に消える"反対"の声

 7月18日(金)08:00、霧に霞む小樽港に米海軍第7艦隊の旗艦船「ブルーリッジ」(19,200トン)が、その灰色の姿を現した。
0718Bilingual1.jpg 同船は、08:15に小樽港内に入り、タグボートに押されながら、Uターンして船首の向きを変えて、08:50に小樽・港町ふ頭3番バースに着岸した。甲板には白い制服を着た乗組員が並んでいた。
 米国艦船「ブルーリッジ」は、アメリカ海軍の揚陸指揮艦。現在、第7艦隊旗艦として、横須賀港が母港。艦隊の指揮を取るための専用艦で、充実した指揮・通信設備を搭載している。
 全長193.6m・喫水9.1m・全幅32.9m・排水トン数19,200トン・マスト高48.5m・1日最大上陸人員82人・最大速力23ノット。直前の寄港地は横須賀。小樽港へは、2010(平成22)年2月以来の寄港となる。
0718Bilingual2.jpg 着岸した港町ふ頭に隣接する第2ふ頭では、連合小樽傘下の労組の組合員らが集まり、「米艦は出て行け!小樽寄港反対!」の声が繰り返し流れていたが、その反対の声は、むなしく海に消えていった。
 同船の小樽寄港の目的は親善としており、小樽には5日間滞在し、22日08:00に出港の予定となっている。
 米海軍報道発表