ふるさとまちづくり協働事業 20団体の公開審査


furusatokyoudou1.jpg 公益性の高いまちづくり団体を審査する「小樽市ふるさとまちづくり協働事業」の審査委員会が、4月21日(月)13:10から、市役所別館(花園2)3階第2委員会室で開かれ、新規12団体を含む20団体が申請し、審査を受けた。
 ふるさとまちづくり協働事業は、市と市民との協働による個性豊かなふるさとづくりを進めるため、主体的に行われる公益性の高いまちづくり事業を実施する団体に対し、30万円を上限として助成金を交付する制度。
 今年度は、3月3日から20日までの募集期間に、20団体が申請し、民間の委員で構成する審査委員6名により、21日(月)、公開審査会が行われた。
 各団体の代表は、審査員の前で、事業内容や取組み等を5分以内にまとめて発表し、その後、委員から5分間の質問を受け、1団体10分以内で審査が行われた。
 継続2回目の「ウェルカム・ガーデン」(申請団体:ウェルカム・ガーデン)では、フェリーターミナル周辺の花壇整備を行ない、客船寄港時や海の日にイベントを開催し、小樽のイメージアップに繋げたいと活動している。
 代表者は、「船内から見えるガーディニングは小樽港だけで、とても良い歓迎となる。沢山の方が写真を撮ったり、憩いの場を提供している。豪華客船の乗客が立ち寄った時は、手作りのしおりなどを無料で提供し、小樽の名所などを教えてあげたい。車椅子が通れるように花壇のバリアフリーを目指し工事を進めたい」と事業内容を説明した。
 また、新規事業の「Otaruスイーツデザインコンテスト」(申請団体:スイーツアップおたる実行委員会)は、今年3月に設立し、人口減少に歯止めをかけ、地場産業の活性化を図るため、菓子王国を復活させたいとした。
 昨年1月に「otaruスイーツフェスタ」を開催したが、継続できなかった。今度は、後志の食材を使用した和菓子・洋菓子・アイスを、紙面でデザインしたスイーツのコンテストを行ない、商品化し小樽のスイーツとして店舗に並べ販売するという。
furusatokyoudou2.jpg 新規事業「違うってすばらしい!アフリカと小樽」(アフリカと小樽をつなぐ会)では、より多くの子ども達に、文化や容姿・ダンスの違いを体験させ、自分と違う人を受け入れる子どもを育て、国際的にも豊かな人材育成を目的としている。
 アフリカジンバフエのダンスグループ(11歳から13歳までの男女4名と大人2名が出演)「ジャナグル」の、市内での公演は今年で4年目となる。同会代表の吉岡大策氏が勤務するロース幼稚園でも、4年前から同グループの公演を行ない、はじめは幼稚児は、アフリカの子ども達に近寄ろうとしなかった幼稚園児だが、2年、3年と続けるうちに一緒に楽しめるようになったと体験談を話した。
 ウイングベイでの同公演会では、アフリカの楽器の演奏を交えたダンスを披露し、子ども達との交流会を開催。SPACEアルト(稲穂2)でアフリカ展の開催も予定し、市内の保育園や幼稚園、施設などの公演依頼に応じたいとした。
 他に、「元気な心は体から!」(幼児体力向上委員会)の3〜5、6歳を対象とした運動教室や、子ども達の職業体験を行う「おたるワークステーション」(おたるワークキッズ)などの12事業が新たに申請した。
 同委員会が審査後、小樽市長が助成する事業を決定し、5月上旬に申請者に連絡する予定。助成金には、小樽ファンが支えるふるさとまちづくりの寄付金の一部を使用している。
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