小樽商科大学(緑3・秋山義昭学長)は、2月22日(水)に合格発表を行った昼間コース・私費外国人留学生特別選抜について、“うっかり”合格判定ミスがあったと、24日(金)15:00から同校での記者会見で発表した。
“うっかり”合格判定ミスがあった特別選抜は、日本留学試験の成績、小論文の評価、面接の評価の合計点と成績証明書の内容を、総合的に判定することになっていた。
しかし、合格者判定資料の作成の際に、小論文の得点入力ミスがあった。受験者の点数が低い順番に並んでいる統計資料作成用のデータを、そのまま受験番号順に並んでいる合格判定資料に貼り付け、「うっかり確認を忘れてしましった」(和田健夫副学長)としている。
同校が22日(水)に発表した23名の受験者のうち、合格者は総合得点による席次第1位から第10位までの10名だったが、改めて順位付けを行ったところ、当初の合格者10名のうち最低得点者が18位だった。このため、席次第18位までの18名全員を合格とした。
同校では、電話で受験者たちに謝罪をしており、文書も送るとしている。記者会見で、秋山学長は「受験者の皆様には多大なご迷惑をおかけし、心より深くお詫び申し上げます。また、社会的な混乱を招いた責任を重く受け止めております」と陳謝した。