往年の大スター石原裕次郎の遺品等を展示する石原裕次郎記念館(築港5・浅野謙治郎館長)では、4月1日から”石原裕次郎記念館友の会”を発足させた。
石原裕次郎は、3歳から9歳までを小樽で過ごし、1987(昭和62)年に52歳の若さで亡くなった。そのゆかりの地・小樽に、1991(平成3)年に、同記念館をオープンさせ、今年で24年目となる。
裕次郎出演の「西部警察」で使用した車両や映画「黒部の太陽」のセットを展示。裕次郎さんが実際に使用していた車やアクセサリー・衣装・洋服などを展示し、ファンを楽しませていた。開館当初は、年間100万人を超えるほど賑わいを見せたが、近年はファンも高齢となり、年間10万人と10分の1に減少。
来場者の減少で、ファンから寄せられた手紙などから、高齢や体調不良で記念館へ足を運べないなどの話を聞き、同館をより身近に感じてもらいたいと友の会の発足に至った。
2月から、同館ホームページや館内の芳名帳などからダイレクトメールで、全国から会員を募り、4月1日から会員証等を随時送付している。4月10日現在で、60代後半を中心に全国各地から160名が会員登録している。
会員には年4回の特典を用意し、会員証と友の会バッチとともに、例えば3月に入会するとオリジナルキーホルダーを、7月には、裕次郎クリアファイル・薬入れポーチ、10月には裕次郎のカレンダー・オリジナル湯呑、翌年3月には、裕次郎オリジナルポケット財布を発送する予定。正月には記念館特製年賀状が届く。
他には、同館入館料1,500円(税込)を無料とし、館内のショップなどで全品10%割引となる。
会員受付は随時行われ、申込用紙に必要事項を記入し、電話・FAX・メール・封書で受付ける。有効期間は1年間とし、以後毎年更新。年会費12,000円(入会金なし)を現金書留や銀行振込で入金する。
浅野館長は、「当初から覚悟していることではあるが、来館者の減少は否めない。裕次郎さんも生きていれば今年で80歳となり、ファンの方も高齢となった。できる限り続けていくが時代の流れで、いつかは終わらざるをえない日が来てしまう。裕次郎さんのすべてがここにあるのでご覧いただきたい。さらなる、後世へ裕次郎さんを伝えていただきたい。皆さんの力を借りて支えていただければと思う」と話していた。
◎石原裕次郎記念館HP
◎石原裕次郎記念館友の会