小樽市では、家庭用使用済小型電子機器を回収するボックスを、2月10日(月)から、市役所別館(花園2)4階廃棄物対策課内・廃棄物事業所(天神2)内・銭函サービスセンター(見晴町3)内・塩谷サービスセンター(塩谷1)内の4ヶ所に設置し、小型家電の無料回収の取り組みを開始した。
昨年9月開催の缶アートフェスタで、3日間試験的に回収ボックスを設置し、250kgの小型家電を回収している。
平成25年4月に「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」(小型家電リサイクル法)が施行され、本市でも、携帯電話やパソコン、デジタルカメラ等の使用済の小型電子機器に使用されている貴金属やレアメタル等の有効利用を図り、国内でリサイクルしようと回収を開始した。
回収対象は、回収ボックス30cm×30cmの投入口に入るもので、家庭の使用済みの小型家電で、事務所や会社で使用したものは対象外。
主な回収品は、携帯電話、パソコン(ブラウン管モニターは不可)、電話機、ファクシミリ、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの電気機器やコード類などの付属品などで、テレビや冷蔵庫・木製スピーカーは回収不可。
利用時間9:00から16:00まで(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)に、小型家電を回収ボックス設置施設へ持参し投入する。
投入された家電は、旧廃棄物処理場(塩谷伍助沢)に一時保管し、株式会社マテック(国の認定事業者・本社:帯広・工場:石狩)へ引き渡す。現在のところ、回収した家電は1kg1円で買取。年間16tの回収を見込んでいる。今後、消費税が上がり、無償となる可能性もある。
回収ボックス以外でも、小型家電は従来通り、燃えないゴミの決まった日に各地域で回収している。
同市生活環境部・浅井紀夫廃棄物対策課長は、「貴重な資源となるため、できるだけ国内で有効活用しようと取り組みを開始した。多くの市民にリサイクルに協力してもらいたい」と話した。