2月の小樽らしく厳しい寒さが続く中、冬のイベント「第16回小樽雪あかりの路」が、2月7日(金)17:00から開幕した。
メーン会場の1つ、運河会場の浅草橋街園では、大勢の観光客らが見守る中、オープニグセレモニーが開かれ、市内各地に、ロウソクの灯りの輪が広がった。
中村全博実行委員長、中松義治小樽市長らが出席し、ミスおたると共に、浮き玉キャンドルへの点灯式を行い、開幕を祝った。
17:00の市内の気温は−8℃。厳しい寒さとなったが、雪は止み、開幕日和となった。運河の水面には、ロウソクを灯した浮き球キャンドルが浮かび、寒さを忘れさせる幻想的な光景が広がった。灯りをバックに記念撮影する観光客や写真愛好家が繰り出し、運河周辺は大混雑した。
恒例の浅原富貴子 With Sea Of Graceによるゴスペルコンサートも始まり、寒さを吹き飛ばす艶やかな歌声を響かせ、聴衆の輪が取り囲んだ。
運河散策路には、ロウソクの灯りが映えるオブジェが並び、優しく煌く灯りを楽しむ人々の列が浅草橋から中央橋まで繋がっていた。
もう1つのメーン会場である手宮線会場も賑わいを見せ、冷えた体を温める飲み物などを販売する「お休み処」も開店した。
海外ボランティアや日本人ボランティアが、ロウソクの灯りを灯し続けていた。日本人ボラティア橙の牧野暢さん(23)と中塚琢也さん(20)は、小樽在住の大学生。朝10:30に会場に来て、夜21:00まで参加。3年目の牧野さんは「ボランティアに参加して改めて思うことは、知らないことが多く、地域の人と関わり、良い経験を沢山させてもらっている。春には社会人になるので、今年最後の思い出となった」と話し、初参加の中塚さんは「韓国や中国のボランティアと国際交流ができ、普段できない経験ができ充実している。会場で綺麗との声を聞くと嬉しい」と話した。
準メイン会場の朝里川温泉地区やあかりの路会場の天狗山、JR小樽駅、堺町通り、学校、町内会、企業など41会場でも、ロウソクの灯りが灯された。
準メイン会場の朝里川温泉地区やあかりの路会場の天狗山、JR小樽駅、堺町通り、学校、町内会、企業など41会場でも、ロウソクの灯りが灯された。
小樽雪あかりの路は、7日(金)から16日(日)までの17:00〜21:00。この10日間、小樽の街には、優しいロウソクの灯りが溢れ、来場者の心を、ゆるやかに癒すことになる。
◎小樽雪あかりの路HP