2月3日恒例"厄祓い節分祭" 小樽稲荷神社

 小樽稲荷神社(末広38・木村文彦宮司)では、恒例神事となる平成26年厄祓い・節分祭が、2月3日(月)10:00から18:00まで行われた。節分祭は13:00と18:00の2回開き、市民ら大勢が集まり、1年の健康や安全を祈願した。
setsubun1.jpg 18:00には、厄年の人や一般市民、神社役員ら50名が神社社殿に集まり、太鼓の音を合図に神事が始まった。木村宮司は、厄祓いに出席した人の名前をひとりひとり読み上げ、祈祷した。
 お祓いをする道具のひとつに、人形(ひとかた)という紙があり、頭から足までを撫で、紙に厄や災いを移して厄除けを行った。今日出席できない人は、人形(ひとかた)が代わりに厄除けをする。
 木村宮司は、「神様は普遍の魂を営み命がある。そのために、常若(とこわか)の常に若いという精神を伝える。人間は限られた命の中で、常若の命を大切にしなければならない。見てはならない・触れてはならない・聞いてはならない沢山のことがあり、塵となって体の中に入ってくる。setsubun2.jpgそこを、新しくするためには、女性は18歳から、男性は24歳から厄祓いが始まり、62歳で終わる。常若の命を得るために神様の清めを必要とし、神様の常若の命を頂きたいとお祓いをする。今後、健康で仕事が栄え、家庭円満となるよう心から祈念申し上げる」と話した。
 裃(かみしも)を着た年女や年男など希望者6名が並び、福餅と福豆を「福は内!福は内!」と掛け声に合わせ、参加者に向かって蒔いた。餅と豆を一生懸命に拾い集め、今年の健康と安全を祈願した。
 高島小学校1年生の伊藤明日咲さんは、豆や餅を袋いっぱいに集め「楽しかった」と話し、付き添った母親は「毎年家族で参加している。1年の健康祈願に来た」と話した。