2泊3日で小樽・札幌を旅するロリカワモニターツアーが、10月18日(金)11:00に新千歳空港に到着した。
道内外からのロリィタファンション愛好家26名が参加。好天に恵まれ、紅葉し始めた市内を散策し楽しんだ。
このイベントは、国土交通省観光庁で「官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」に取り組み、地域の伝統的な観光資源に新たな文化を組み合わせ、今までにない観光資源の創造を目的とした観光事業を募集したところ、ロリカワ観光ツーリズム推進協議会による「ロリィタファッションを核にしたロリカワ観光ツーリズム事業」が採択され、実施した。
同協議会は、サッポロ・ロリータ・クラブ、株式会社メガ・コミュニケーションズ、一般社団法人北海道体験観光推進協議会、小樽市産業港湾部観光振興室、札幌市市長政策室プロジェクト担当部、株式会社近畿日本ツーリスト北海道が参画組織となる。
道外のロリィタファッション愛好家をメインターゲットとし、道内の参加者と合流し、小樽・札幌のロリカワスポットでの撮影会や交流を深めるお茶会が盛り込まれたモニターツアー。
また、自由行動時間を有効に活用してもらおうと、小樽・札幌のロリカワスポットを分りやすく紹介したロリカワガイドブックを配布した。同ガイドブックは3,000部印刷し、ガイドブック掲載店の他、道外でも配布を予定し、今後PR用に活用する。
小樽では、今年6月に初めて「小樽kawaiiティーパーティー」を開催。遠くは京都、金沢から、おしゃれなロリィタファンションに身を包んだ80名が参加し、大変な盛り上がりを見せた。前回に引き続き参加した人もいた。
新千歳空港から、初日の宿泊先ホテルヴィブラント小樽 (色内1)に、13:00頃到着した一行は、思い思いのロリカワファッションに着飾る大きな旅行バックを持参。中には、6枚も着替えを持ってきた人もいる程で、それぞれに気合の入った愛好家達。友達と参加したり、ツアーで友達になったり、会話に花を咲かせていた。
昼食を済ませ、浅草橋へ向ったロリカワさん達は、注目の的となり、観光客から一緒に撮影を頼まれるなど、快く受けていた。同ツアーの参加者、マスコミ、観光客が浅草橋に集まり、ごった返した。
中央バス本局前から、ろまん号が同ツアー専用に臨時運行し、メルヘン交差点やお茶会のル・キャトリエム(色内2)まで運行した。
メルヘン交差点では、プロカメラマンによる写真撮影会も行われ、ポーズを決め写真撮影を楽しんだ。
15:30から、ル・キャトリエムの2階でお茶会を開催。パティシエの漆谷壽昭氏は、「今日のために特別に製作した。女の子をイメージした甘酸っぱいラズベリーをムースにし、マカロンの皮で可愛い飾りを作りケーキにトッピングした」とお茶会のケーキについて説明した。会場にケーキが運ばれると参加者は、歓声を上げ、ケーキを味わいながら、交流を深めていた。
石川県加賀市在住の小矢田真由美さんは、「友達と参加した。外国へロリィタファッションで旅行へ行き楽しんでいる。アメリカへ行こうと思ったが、今回のツアーを知り参加した。このツアーではいろいろなことを体験し、美味しい物を食べたい」と話した。
前回もパーティーにも参加した札幌在住のかのんさんは、「普段からロリィタファッションを取り入れ、4年半になる。最近は注目され、賛否両論だが、ロリィタを知らなかった人にも関心を持ってもらい良い傾向だと思う。小樽の古い建物にロリィタはマッチしていると思う。祝津の鰊御殿も似合いそう。前回と違い、今回の宿泊は大きい。時間が多く取れ、明るい時と暗い時の小樽を楽しめる。道外のロリィタさんと交流が持てるのも良い。海鮮料理が楽しみ」と満足した様子だった。
2日目は、小樽運河でカナルポートに乗船。午後には札幌へ移動。3日目は、サッポロファクトリーアトリウムで「JAPANロリカワパーティー」を開催する。ロリィタ界のカリスマモデル青木美紗子氏や木村優氏のトークライブや、ご当地アイドル「フルーティー」がロリィタファッションで登場し盛り上げる。札幌全日空ホテルでお茶会を開催し、ベストドレッサー賞の発表も予定している。
今後は、参加者からアンケートを回収し、イベントの反省会を行い、次年度に向けての旅行商品など、同事業は継続される。
◎ロリカワモニターツアーHP
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