小樽市文化祭実行委員会と書道市展委員会(北川稲谷会長)が主催する「第51回書道市展」が、10月10日(木)から13日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)で開催している。
展示作品数は、一般の部では、20歳から90歳まで68名の72作品。高校生の部は、潮陵・桜陽・商業・双葉高校の33名の33作品。市展委員26名の26作品、計131点を展示している。昨年は、137名の143点を展示していた。年々、出展する人が減少しているが、レベルは高く、北海道書道展や、国際現代書道展などへ出展している人も多い。
同館の1階には、二科と市展委員の作品を展示し、2階には、一科と高校生の作品を展示している。作品は、漢字・仮名・近代詩文・墨象・篆刻に分かれている。それぞれが個性を活かし、日頃の練習の成果を発表する、市内で開かれる1年に1度の公募展のため、この市展を目指して頑張っている人も多く、見応えのある作品展となっている。
10月8日(火)に、22名の市展委員による厳選なる審査の結果、最高賞である市展賞には、田口結花さんの漢字の作品が選ばれた。市展委員会事務局の佐伯淡翠さんは、「高得点で受賞。若いので躍動感がある」と評価し、「各賞をそれぞれの分野から選ばれ、バランスが良かった」と感想を話した。
札幌在住の女性は、「毎年、姉の作品を見に訪れている。どれも素晴らしい作品ばかり」と感心していた。
書道市展は、10月10日(木)〜13日(日)10:00〜17:00。なお、13日は、15:00から同館1階研修室で表彰式が行われる予定。
第51回書道市展 受賞者は次の通り
一般の部
一科
市展賞:田口結花・市長賞:毛利津木・教育長賞:山崎信子・文団協賞:中村秀嶺
国際ソロプチミスト小樽賞:新宮昌園・北海道新聞社賞:加藤ヨシ
朝日新聞社賞:高橋稔子・読売新聞社賞:成田明粋
二科
市展二科賞:渡部美智子・美術館長賞:山口惠子・ユネスコ賞:金内幸雄
国際ソロプチミスト小樽賞:佐藤正行・STV賞:古舘和仁
高校生の部
特選:五十嵐瑞姫・山本莉帆・久保田莉菜・黒澤愛莉・中村有沙・石川綾花
秀作:石川祥太郎・大坂航太・松浦真緒・阿部千尋・尾山千里・長内綾乃
佐々木彩菜・武田遥・藤絵里香