会場が華やかに!シルバーエイジ作品展示会


silveragesakuhinten.jpg 小樽市と小樽市老人クラブ連合会共催で「第34回小樽市シルバーエイジ作品展示会」を、9月18日(水)から21日(土)の4日間、小樽市産業会館(稲穂2)2階大ホールで開き、高齢者の丹精込めて仕上げた作品に、来場者は関心を寄せていた。
 老人クラブ会員および60歳以上の市民が出展でき、高齢者の趣味や文化・教養を啓発し、創作意欲を高めて、生活感の充実を図り、生きがいを助長することを目的としている。
 会場での展示作業は、前日の17日(火)14:00から開始し、教養文化部を中心に理事等40名が参加し、段取り良く2時間で終了した。
 今回は、市老連14クラブ(82名)、一般5団体(154名)の、刺子や編み物、パッチワーク等の手芸品、陶芸、写真、書道、水彩や油彩、ちぎり絵、切絵の絵画、絵手紙、パソコン画など約500点の作品を展示している。趣味の域を超えた力作がずらりと展示され、出展者や友人らが大勢訪れ、楽しく鑑賞していた。指導する人の減少により、盆栽は昨年から、彫刻は今年から出展が無くなり、出展作品も変化していると関係者は話す。
 同運営委員長の銭谷安吾郎教養文化部長は、「以前は、市内老人クラブの作品が9割だったが、最近では、市民団体の参加が多くなり、手芸品など年々素晴らしい作品が多く、関係者も驚いている。出展者も様々な作品を見て、出展を励みに作品作りをしている。中には、販売しているのかと尋ねる人もいる。今後も老人クラブだけではなく、市民の作品をどんどん出展してもらいたい」と話した。

 三水会では、女性ばかり22名が出展。虚子や子規の句をペン習字で書き額装し作品に仕上げている。杜のつどいからは、デジタル写真を専用ソフトで加工した作品やパソコンで描いた絵。壁一面に貼ったパッチワークの大きなベットカバーは、縫い目も丁寧で丹精込めて仕上げた作品など、日頃の努力が作品に表れ注目が集まった。
 デイサービスはるでは、利用者25名の作品を出展。カレイを布で作った壁掛けやステンシルのテーブルクロス。グループホーム「恵みの森」では、フェルトの花のパッチワークのタペストリーや布を貼った小物入れなどを展示し、作品作りをしている様子を写真で紹介している。
 新光西新和会では、13名が49点を出展。佐藤純一さん(84)は、写真3点を出展。その中で、運河の整備が行われていない頃の北運河周辺の蓮葉氷の写真は、蓮葉氷が細かく一面に形成され、これぞ蓮葉氷と言える貴重な写真など、見応えのある展示会に多くの市民が訪れていた。
 市内女性は「お年を召した方が良くここまで出来ると関心した。素晴らしい作品ばかりです」と話した。
 第34回小樽市シルバーエイジ作品展示会 9月18日(水)〜21日(土)10:00〜16:30(最終日 12:00)
 小樽市産業会館(稲穂2-17-1)2階ホール 入場無料