ゲンゴロウ |
ゲンゴロウの生息地 |
ヒメミズカマキリ |
エゾノミズタデ |
写真提供:小樽市博物館 |
小樽市博物館(色内2)は、絶滅の危険性が増大している昆虫「ゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)」の標本などを展示する、2月の月がわり展「発見!小樽のゲンゴロウ」を2月1日(水)から開催する。
ゲンゴロウは、世界に約4,000種、日本に約110種が生息する、カブトムシやクワガタなどのような“つるん”とした昆虫。甲虫目、ゲンゴロウ科。水生昆虫で水の中で一生を過ごす。環境省から準絶滅危惧種、北海道から希少種の指定を受ける珍しい昆虫。小樽市内では、12種類のゲンゴロウが発見されている。
2005年6月に行われた市博物館の調査によって、新たに「ナミゲンゴロウ」という種類が、銭函4丁目の海岸湿地に生息していることが確認された。「ナミゲンゴロウ」とは、数百種類のゲンゴロウの中でも珍しいもので、「昆虫好きの子供なら『えっナミゲンゴロウが小樽にいるの?』と思ってもらえる」(山本亜生学芸員)という。体長34~42mmで、日本では最大のゲンゴロウとなっている。体型は卵形。
同館は 今回採集されたゲンゴロウの標本を中心に、ゲンゴロウとその生息地、新川河口(銭函4)周辺の自然を紹介する3セクションを用意する。2月の月がわり展「発見!小樽のゲンゴロウ」は、2月1日から28日(火)9:30~17:00まで。同館第一展示室。入館料、大人300円、高校生・市内高齢者150円、小中学生無料。