夏の甲子園「第95回全国高校野球選手権記念大会」に出場している小樽・北照(南北海道)は、第2日目の8月9日(金)第4試合で、常総学院(茨城)と対戦したが、投打がかみ合わず、完封負けを喫し、初戦敗退の残念な結果に終わった。
1 2 3 | 4 5 6 | 7 8 9 | 計
北 照 0 0 0 | 0 0 0 | 0 0 0 | 0
常総学院 0 0 0 | 3 1 2 | 0 0 × | 6
3年ぶり3度目の北照高校と2年連続15回目の常総学院が15:47から試合を開始した。それに合わせ、北照高校2階視聴覚室では「テレビ応援会」を実施した。
小樽リトルシニアの選手33名と市民24名が応援に駆けつけ、同校から配布されたバルーンスティックと帽子を被り、タオルを肩にかけ、熱いエールを贈った。
残念ながら思い届かず、先攻の北照高校は、テーマの笑顔に一丸となって頑張ったが、無念にも完封負けとなった。常総学院の飯田投手は、完封一番乗りを果たした。
試合展開は、北照は3回までヒットなし。4回に吉田がヒット、1塁に出るがタッチアウト。この裏、常総学院にチャンスが到来。4番内田の3ランで3点先制。大会12号ホームランとなった。5回には、澤田(北照)にヒット。しかし見事なけん制でアウトとなり、この回も加点ならず。この裏、常総は、パスボールで1点追加点を上げた。北照は、5回までヒットは2本だけで、6回には、村上がヒット、大串のバンドが成功するが、得点に結びつかなかった。常総は、ここまで3つのけん制でアウトにし、池沢の3塁打とスクイズで2点を加点し、6点と大きくリードする。北照は、打線が沈黙、8回も三者凡退となり、結局、3塁を踏めないまま完封負けとなった。
小樽リトルシニアで松ヶ枝中学1年の中山竜之介君は、会場の応援席の一番前で熱い声援を送っていたが「負けてしまい残念です。打ち崩せなくて、連打が出なかった。来年に向けて頑張ってもらいたい。いつかは自分も甲子園へ出場したい」と話した。
同校田中基裕教頭は「残念。笑顔をテーマにしていたが、ヒットを打った吉田もスタンドの応援席も硬い表情だった。この経験を活かし、長い人生に於いて勉強になったと思う」と話した。
なお、北北海道代表の帯広大谷は、8月10日(土)3日目の第3試合、福井商業と対戦する。
◎日本高等学校野球連盟HP