小樽花園町の繁華街は、今、雪の中にある。
大雪の到来で、小樽のネオン街、花園1丁目と3丁目に広がる小樽一の繁華街が、今、真っ白な雪の中に埋まっている。
軒と軒を重ねる店舗には、バー・スナック・居酒屋が所狭しと並ぶ。看板のネオンも色とりどりで、ネオンにも雪が積もり、独特の雰囲気を醸し出している。
いくつもの小路がはしり、行き止まりになる小路や人ひとりしか通れぬ狭い小路が、小樽の“迷宮”を演出する。各小路にも雪が溢れ、路を塞いでいる。まるで映画のロケセットの中を行くようだ。
この雪のネオン街は、市民を暖かく包む癒し所となっており、店の中の団欒やカラオケが、雪の小路に流れ出る。春には、ここでドリンクラリーがあり、多くの参加者がこの迷宮を彷徨う。
しかし、雪の幻想的な雰囲気の中の今を彷徨うと、何物にも変えがたい満足感に包まれるのは、何故だろうか。
雪に包まれた小樽の“迷宮”、雪一色の花園ネオン街が、今、あなたを待っている。