全国的な大雪が小樽市民の台所を直撃している。影響が大きいのは青果物で、市内の各青果売場も急騰した青物野菜の販売に四苦八苦。キャベツなどを4分の1に切ったり、ほうれん草・長ねぎ・大根なども小分けして販売するなど工夫を強いられている。
小樽市市民部生活安全課が行っている生活必需品価格調査の1月の結果にも、青物野菜が高騰していることが明らかになった。市は、1月5日(木)の生活必需品価格調査の結果を13日(金)に公表した。
調査は、燃料、食料品等の24品目について、燃料店44店と食料品店18店の延べ62店で行った。結果、ほうれん草、キャベツ、はくさい、長ねぎ、大根、きゅうりの価格が急騰していることが分かった。毎年、クリスマスから年末年始にかけて、値段が上昇するが、今年度は、大雪により輪をかけて急上昇している。
この青物野菜の中でも、長ねぎが前月比74.3%、キャベツは64.8%も上昇している。小樽市内のコープおたる(富岡1)の従業員は、「単価が非常に高いから、どうやって売るかが問題。普段、見向きもされない商品が売れている状態です。今後、どう品物を売っていくか頭を悩ませています」と、高騰する野菜にお手上げの状態だ。
灯油とガソリンも相変わらずの高値となっている。灯油の多量買い1L当たり71.9円(前月比3.0%上昇)。ガソリンの多量買い1L当たり126.6円(前月比1.4%上昇)となっている。