小樽市青少年科学技術館(緑1)で、1月12日(木)と13日(金)の2日間10:00~15:00、「ロボット工作教室」を開講している。
この教室は、北海道小樽工業高等学校の馬道淳一教諭と同校の科学研究部の生徒4名を講師に迎え、虫型ロボットの製作、プログラミング学習などを2日間で行う。対象者は、小樽市内の小学5年生~中学生。プラスチック製のロボットを作成し、パソコンでプログラミングを行い、作成したロボットを動かすという、子どもたちには夢のような体験。応募が殺到したため、抽選で定員の16名を決めたという。
1日目の12日(木)の10:00から講師らによる30分程の説明の後、早速、参加した16名の子どもたちは、用意された教材で「難しい」、「分からない」などと、悪戦苦闘しながらもロボットを組み立てはじめた。工業校生らの指導の下、子どもたちは、6本足と触覚を持っている、ずんぐりむっくりなてんとう虫のような形のロボットを、次々に完成させていった。思い思いにシールを貼り、独自のオリジナル虫型ロボットにデザインした。
参加していた市内の池田周平(11)くんは「ロボット作りは、おもしろいけど難しいです。プログラミングはもっと難しそうだから、勉強しなきゃ」と、午後からのプログラミングの学習に意欲を燃やしていた。
1日目の午後は、「プログラミングを少し慣れてもらうため」と、2日目の13日(金)のプログラミング作成のための学習時間となった。プログラミングは、ゴール地点にあるロボット用の発信機を目指して、タイムレース用のコースにある様々な障害物をクリアしながら、自動的に走るようにするもの。
馬道教諭は「ロボットを走らせて、うまくいくかが問題です。センサーの光で自動で動くから、どう動くのかが難しい」と話していた。科学研究部の高橋佳佑(17)くんは「これから活躍出来る技術者が生まれてほしい。興味がある人は、ぜひこの体験をしてもらいたい」と、子どもたちに親切に教えていた。
2日目のタイムレースの後には、工業校で製作したロボットのデモンストレーションを実施する。「ロボットがサッカーゲームをします。白熱しますよ」と話している。
同館では、1月12日(木)~15日(日)9:30~16:00、北海道職業能力開発大学校で製作されたロボットを展示している。同館が保有する小さいロボットで遊べるコーナーもある。14日(土)には展示しているロボットのデモンストレーションを13:00からと14:00から2回実施する。入場無料。問合せ 22-0031 青少年科学館。