今年から従来の浅草橋から第3号ふ頭多目的広場(港町5)に会場を変更し、「’13おたる☆浅草橋オールディーズナイトvol.10」が始まった。
7月13日(土)・14日(日)・15日(月・祝)の3日間、全道各地から集まったバンドクループが、ロック、ポップスなどの得意なジャンルを演奏。懐かしい曲が次々と生演奏され、昔を懐かしみ踊り出す人も多く、観客と一体となり盛り上がりを見せた。
今年の出演バンドは51バンドで、札幌から28バンドと半数以上を占める。小樽は14バンド。初回からずっと出演の「GOLD LIST」や、9回目出演の「ジョニー&ザ・ロケッツ」など、馴染みのベテランバンドが支える中、初出演も18バンドあり期待が集まる。
浅草橋の会場よりも観客席は広くなり、600個の椅子を設置。ゆっくり椅子に腰かけて演奏を楽しむことができるようになった。
会場の中心にステージを手宮向きに設置。野外ライブ会場が出来上がった。子ども向けの露店もあり、子どもから大人まで楽しめる会場となった。運河を散策中の観光客もにぎやかな曲に引き寄せられ、会場に立ち寄る姿も見られた。
聞き覚えのある1950年代のロックンロールやオールディーズを中心に演奏する、結成10年の「ジョニー&ザ・ロケッツ」は札幌を拠点に活動。初日17:00から、5名で8年連続9回目の出演の実力派バンド。「ロック・アラウンド・ザ・クロック」他7曲と、アンコール曲「レッツ・ツイスト・アゲイン」の全9曲を演奏し、メンバーが客席を回り演奏するなど、盛り上がりを見せていた。
バンドのリードボーカルでギター担当のジョニークロダさんは、「会場が広くなって良かった。場所が変わっても楽しみながら参加している。このイベントをずっと続けてもらいたい。出来る限り出演したい」と話した。
各出演者達は、1バンド20分の持ち時間で最高のパフォーマンスを披露し、客席からは熱い拍手や声援が沸き起こっていた。この日の市内の最高気温は23℃と爽やかな過ごしやすい日となり、会場ではビールでのどを潤しながら生演奏を楽しんでいた。