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日本銀行札幌支店が主催する金融経済体験学習プログラム“なるほど!にちぎん”が、1月11日(水)13:00~15:50、日本銀行旧小樽支店 金融資料館(色内1)で開催した。
同館で初めて行われた、日銀やお金について勉強する、この学習プログラムに、小樽市内の7組の親子15人が参加した。参加者らは、普段当たり前にして使っているお金や日銀の歴史、仕事、金融経済などを、ビデオ「知るほどなるほど!日本銀行」で勉強した。
14:20からは、「ものの値段の決まり方を体験!」という「物価ゲーム」と「お札の数え方に挑戦!」の手鑑査体験など、「にちぎんの仕事体験」を行った。
物価ゲームは2回行われ、3つの商品のうち2個お買い物出来た組が勝ちとなるゲーム。1回戦目では、7組の参加者がそれぞれ渡された10万円で、「パソコン」、「合格する参考書」、「DVDプレイヤー」の3品に値段をつけて買っていくもの。商品は4個ずつとなっている。高すぎたら、他のものが買えず、低すぎたら商品を先に買われてしまう。このマネーゲームに親子で頭をかかえる参加者が多くいた。2回戦目では15万円が渡された。
2回のゲームでそれぞれ2個商品を獲得出来たのは、竹内京美(37)さん・斗志喜(14)くんと、間野美香(42)さん・裕伸(13)くんの2組だった。賞品には、刻まれたお札が入っている金融資料館のボールペンが渡された。「このゲームでお金が多くなると、物価も上がる。現在の日本は、物価が下がっている。このデフレ状態を止める努力をしている。このようなことを学んでもらいました」(清水丈典営業課長)と話した。
物価ゲームの後の「にちぎんの仕事体験」では、1万円札に見立てた紙の100枚の札束を数える体験で、参加者がうまく出来ず「う~ん」などと嘆いていた。物価ゲームで勝利した、斗志喜くんは「難しい。物価ゲームの方が簡単。紙がくっついてくる」、裕伸くんは「この札を指で挟むのが難しい」などとため息をもらしていた。