約1,000人の新成人を集め、1月8日(日)13:30、小樽市の成人式が小樽市市民会館(花園5)で行われた。
今年の新成人は、1985(昭和60)年4月2日から1986(昭和61)年4月1日までに生まれた小樽市民1,451人。男738人、女713人で、昨年よりも161人少なくなっている。
会場となった市民会館には、晴れ着で着飾った約1,000人の新成人で満席となり、会場は華やいだ。
山田勝麿小樽市長は「苦しい時に踏ん張れる強い心を持った大人に、また周りの人を気遣うことが出来る人間として、そして生きる美しさや、生きる喜びを感じることの出来る大人となって下さるよう念願しております」と、式辞を述べた。
中畑恒雄小樽市議会議長が「成人となられた皆さんは、これからも戸惑いを覚えたり、不安を持たれることもあると思いますが、大人になったという自覚のもと、自ら物事を見つめ、考え、社会の中で責任ある行動をとることが出来る力を備えられるよう期待いたしております」と祝辞を贈った。
新成人を代表して中田麻里さんと疋田有里沙さんは「この先、私たちの歩む道程は決して平坦なものではないでしょう。喜びや楽しみを感じるのみでなく、悩み苦しみを感じることもあると思います。しかし、希望を胸に仲間と共に支え、助け合いながら苦難を乗り越えていきたいと思います。そして、今日この場から自立に向けて一層心身を鍛え、心豊かな成人として次代の後継者になることを誓います」と、誓いの言葉を述べた。
式の後、山田市長や中畑議長が半被を羽織り、餅を新成人に配った。中には、「山田市長ちょうだい」などと、手を差し出す人もいた。新成人らは、会場に用意されたお茶席コーナー、記念写真コーナーなどのイベントに参加。久しぶりに会う友達と話をしたり、デジカメや携帯電話などで記念写真を撮ったりと、盛り上がっていた。お茶席コーナーでは、「少し大人になった気がします」と和菓子とお茶をたしなんでいた。
大雪で真っ白に覆われた道を、晴れ着姿で帰る新成人に、祝福の声を掛ける市民が見られた。